自分の資質や強みを自力で発見する方法

◆人の強みや資質をどうやって見つけるか?

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

 

ともぴこです。

 

今日も、読者さんの質問に答えていきたいと思います。

 

 

 

__________ここから__________

 

私は今、自分の資質や強みを知りたくて、
西洋占星術を独学で勉強してます。
(楽しいです♡)


ともぴこさんはいろいろ勉強されていると思いますが、その人の資質や強み、たましいの傾向みたいなものを、見ようとするときに、西洋占星術を参考にしたりされますか??


西洋占星術以外に参考にしているものがあれば、教えてください*(^o^)/*

 

__________ここまで__________

 

 

 

 

◆私のコンサルティングの仕方


この質問はすごく良くて、先日のラジオの収録でも少し話させて頂いたんですが、基本的に私は西洋占星術ホロスコープなどは使っておりません。

 


その他の暦・占い・動物占い・リーディング・星座系??などなど、そういうモノサシを使って人を見たり分析したりする事は、絶対にしないようにしています。

 

 

実際に、私に上のような事をされた人はいないと思いますし、そっち系に全く興味のない私ですので、人様を分析したりできるほど知識も技術もありませんw

 


なので、正確に言えば「やらない」よりも【できない】というのが事実です笑

 

 

 


そして同時に《本物のコンサルタントやコーチになりたいのなら、それはなるべく使わない方がいいな》と思うんです。

 

 


というのも、占いや西洋占星術「〇〇さんはこういうタイプです」と診断結果が出てしましうと、どんなに頑張ってもその結果が固定観念になるからです。

 

 

違う言い方をすれば、その結果に引っ張られ、歪んだフィルターを通してその人を見てしまうイメージです。

 

 

例えば合コンの前に「〇〇大学のA子って超ビッチらしいよ」と前情報を入れられると、どんなに意識しないようにしても、その人をビッチフィルターで見てしまうように、

 

 

占いの診断結果や星のリズムとかをインストールしてしまうと、どうしてもその結果に影響され、そこにこじつけガチになる危険性があります。

 

 

何より【目の前に、その人本人という最も信頼できる対象】があるので、私は基本的に目の前の人とコミュニケーションを取りながらしか、分析はしようとしません。

 

 

それは、目の前にいるその人と、何の固定観念もないナチュラルボーンな状態で対話して、その人と魂や本質を知りたいし、そっちの方が正確だと確信しているからです。

 

 

実際に、最近占い師の方や、スピリチュアルを相当勉強されてる方と、たまに関わる機会があるんですが【誰よりも当たるし、誰よりも本質を見抜けるね】と太鼓判を頂けます笑

 

 

 

 

 

 

◆占いや暦などはどんどん使ってOK

 

 

何かこういうと、西洋占星術をディスってる様に感じるかもしれませんが、それらが好きな人や得意な人は、ガンガン活用しても良いと思ってます。

 


私は体質に合わないし、自分の生きるスタンスに合わないので採用していないだけで、それが良いとも悪いともジャッジはしません。

 

 

だって私も、最初からそ西洋占星術とかを使う事はないですが、私の分析の答え合わせとして、占いやオーラソーマなどを参考にする事は多々ありますから。
(例えば、何回も会って話しているクライアントさんが、オーラソーマに行って出た結果とかは参考にします)

 

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20171011163716j:image

 

 

 

 

 

つまり、私と西洋占星術を使って分析する人は

【ルートが違う】

それだけって事です。

 

 f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20171011164029j:image

 

  

私は占いや西洋占星術は「ゲームで言えば攻略本」「勉強で言えばとらの巻き」だと捉えていて、ある種の裏技や近道じゃない?と感じています。

 

 

私は裏技や近道は「好きじゃない」かつ「あまり信頼していない」かつ「楽しくない」という価値観があるので、なるべく泥臭くゴールに辿り着きたいんですね。

 


RPGで攻略本を買う人とかには、全く共感しないタチでしたw

 

 

その価値観は今も活きていて、基本的に試行錯誤しながら目の前の人と対話し、ぶつかり、考えて、その場で答えを出す。というスタンスになっています。

 

 

つまり、私は目の前の人に試行錯誤しながら、その人の本質や魂の声を見つける努力をする。

 


そうやって泥臭く行動しながら、データ量と経験値を蓄積し、自分なりの理論や感覚を作り上げていく。っていう流れです。

 

 

 

占いや西洋占星術の人は逆で、最初に人を分析するための解答を渡されて、それを使って人を分析するって事ですね。

 

 

 

 

受験で言うなら、


私は、とにかく問題を解きまくって勉強していくタイプ

もう一方が解法ややり方を学んでから、問題を解くタイプ


って事です。

 

 

 

 

 

 

◆まとめると

 

 

ぴこ
とにかく実践→トライ&エラー→経験値・データ量UP→感覚が掴めてくる→自分なりのやり方や論理を確立

 

西洋占星術タイプ
最初に論理を学ぶ→それを使ってトライ&エラー、、、、、、続く

 

って事でございます。

 

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20171011163805j:image

 

 

私は自他ともに認めるドMですので、この厳しいルートを選択してますが、別にどちらが良いとかはないかと笑

 

好きなルートを行けばいいですよね。

 

 


ただ、個人的には【ぴこ的ドMルート】の方が圧倒的に実力はつくと思いますし、誰にも真似されないオリジナリティも出ると思いますけどね。

 

 

私が身につけてきた能力は、全てプロセスの中で会得してきたので【ぴこ術】としか言いようがないんでw



ま、読者の皆さんは好きな方をやって下さいな!

 


私は他人が提示してるやり方やルールに、疑問を感じまくるタチなので、チョイスしないだけですので(何で星が正しいと言い切る事ができるの?論理は?みたいに笑)

 


ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使い読んで頂き、ありがとうございます。

 


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アリストテレスの四原因説をどこよりも簡単に解説してみた

アリストテレスの【四原因説】

 

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

 

ともぴこです。

 

今回は哲学コラムで、アリストテレス【四原因説】について書いていきます。

 

 

 

前回書いたアリストテレスの「中庸」という記事とはうって変わって

この記事→アリストテレスが提唱した【中庸】とは何か?理解しよう - はぎのともぴこの幸福論

 

 

超難解な概念を紹介していきます。

 

 

この難解な概念をどこまで文字で説明できるのか?
どこまで皆さんに理解してもらえるのか?
どこまでアリストテレスに拒否反応を示せないでもらえるのか?

 


書く前から私自身もガクブルですが、日常や仕事にとても応用が効く概念なので、ぜひ最後までお付き合い下さい。

 

 

プラトン【エロース・イデア論以来のカオスな回になると思います笑

 

 

プラトン哲学者プラトンの思想、愛(エロース)とは何かをどこよりも分かりやすく解説します - はぎのともぴこの幸福論

 

 

 

 

プラトンアリストテレスの悲しい関係

 

そもそもアリストテレスプラトンの弟子で、プラトンが開いた大学的なもの(アカデメイア)の生徒であり、卒業後は先生としてそこで教鞭を振るっていました。

 

 

なので「さぞプラトンの教えを崇拝し、さぞイデア論LOVEなのだろう」と予想できそうですが

 

 

 
プラトンが1番大切にしていた《イデア論》を真っ向から否定しました。

 

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20171002171807j:image

 

 

えぇ。そんな師匠の顔に泥を塗る男、それこそがアリストテレスです。

 


ただ、とんでもない弟子のようですが、哲学者は真理を追究する人ですから、先生の説だろうが恩人の説だろうが、気を遣わず「間違いは間違いだ」と言うのが正しい姿勢です。

 

 

そして、イデア論をただ否定したのでは子供の喧嘩ですので、それを覆す概念・考え方をきちんと提唱しました。

 

 

それが【四原因説】です。

 

 

えぇ。察せますよね?
この間話したイデア論でさえあれだけカオスだったのですから、それを超える概念である四原因説はさらにカオスだと........笑

 


ただざっくり言えば、スマートフォンが発明されたのは現代ですが「それならスマートフォンという概念もイデア界にあったのかい?」となってしまいます。

 


車も?
PSPも?
プラペチーノも?


「それは無理あるやろー!!」と言ったのがアリストテレスです(言われてみれば当たり前なんですけどね笑)

 

 

 

 

 

 ◆さあ、イデア論の復習です!

 


まず復習ですが、イデア論

 

 

私達がA~Hカップまでの様々なサイズのおっぱい、乳首が黒かったりピンクだったりするおっぱいなど、多種多様なおっぱい見た時に、それらを全部「おっぱいだ!」と認識できるのは、イデア世界に【理想のおっぱい・おっぱいの本質】があり、そのイデア世界の概念を、私達は潜在意識下では知っているから「おっぱいだ」と認識できる。という事です。

 

 

 

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もっときちんと言えば

 

腐ったリンゴ
新鮮なリンゴ
赤リンゴ
青リンゴ
切ってあるリンゴ

 


などなど、色んなリンゴを「リンゴだ!」と認識できるのは、イデア世界に【理想のリンゴ】が存在してるからだ。という事ですね。

 

 

つまりイデア世界っていう場所には《あらゆる物事の理想像や本質があるんだ、それを模範にしてるのが我々の現実だ》とお考え下さい。


こんな画像も紹介しましたね笑

 

 

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◆四原因説

 

では本題に。

 

こんなイデア論を真っ向から否定したのが【四原因説】です。

 


じゃあ「四原因説って何ー?」と言いますと

 

 

【物事が生成し存在するに至るまでには、この4つの原因を必要条件としている】という概念です。

 

 

例えば


花はどうやって咲くのか?
家はどうやって立つのか?
ラーメンはどうしてできるのか?


これら全てが存在するためには4つの原因が必要であり、それを省くことは不可能だ。という事です。

 

 

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この【四原因説】が凄いのは、カバー領域がラーメンや家などの制作物だけでなく「自然界にさえ通用する」と断言している点です。

 

 

まだ????が並んでいる人も多いと思いますが、歯を食いしばって付いて来て下さい笑

 

 

ここまではとりあえず「物事が存在するためには、4つの原因が必要なのねー!」ぐらいに思っておいて下さい。

 

 

話が前後してすみませんが、この話をしないと四原因説を解説できないので、やりますね。

 

 

さっきも言った様に、アリストテレスイデア論を否定しています。

 


その理由は、イデア界自体が確認できないし(何を当たり前の事を笑)次々と発明される新しいモノが、予めイデア界にあったと説明するのはムリがあるからです。

 

 

それなら「イデア界がないなら、プラトンが探してるものの本質はどこにあるの?」という論争になります。

 

 

プラトンは【ものの本質=イデア】と言ったのですから、イデアを否定したらものの本質がなくなるワケです。

 

それが説明できなくて、みんな苦悩していたんですが、アリストテレスはとんでもない発想を持ちます。

 


《ものの本質?そこにあるやん。それそれ》

 

 

こう言いだしたのですww
イデア界に何かものの本質はなく【目の前の・現実のものそれぞれにある】と言い出したのです。

 

 

例えば「木の本質はイデア界に木という本質があり、、、」という主張を「木の本質は木だよ。それそれ。」と言い出したのですw

 

そしてそれを【形相(エイドス)】と読んだんです。

 

 

 f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20171002173724j:image

 

 


ここまでをまとめますよー!!

 

 

アリストテレスプラトンが「イデア」と読んだものの本質を【現実世界のそれぞれのものにある】と主張し、それを《形相(エイドス)》と言い換えました。

 

 

 

ものの本質・イデア

ものの本質・そこにあるもの・形(形相)

 


になった、という事です。

 

 

 

 

◆形相をまずはマスターしよう!

 

 

さっきも説明しましたが、この【形相】こそが四原因説の中の1つの原因です。

 

 

ここら辺から混乱してくると思うので

【形相】という日本語が分かりにくい人は、面倒なので「かたち」と考えて下さい。

 

 

木の本質は木のかたち。
ラーメンの本質はラーメンのかたち。

ということです。

 

 

うーん。例えるなら


私たちがラーメンを作ったり食べたりする時に、頭の中に思い浮かべている「ラーメン」のイメージ図・かたちこそが形相、つまり本質ということです。

 

もちろん目の前のラーメンも形相です。

 

つまり形相(本質)は【それぞれの人の頭の中にイメージされている形or目の前のモノ】とも、噛み砕けば言えますね。

 

 

 

 

 

 

 

◆四原因説のメイン、質料(ヒューレ)


ただ、ここからが四原因説の難しいところで「形相がものの本質なのだから、形相が四原因説の土台だろう」と思ってしまうのですが、実はもう1つあるのです。

 

 

「形相(本質・かたち)に辿り着くまでには、その前段階、つまり原因がある」というのが、アリストテレスの主張なんです。

 

 

「え?形相の前の原因?」と、ここが多くの人を混乱させるんですが、残念ながらあるんです。

 

 

 

なるべく分かり易く説明しますね。

 

 

さっきお話した様に、形相(本質)とはそれぞれの人の頭の中にあるかたち、もしくは目の前のモノだというお話をしました。

 

 

ラーメンなら目の前のラーメンと、それぞれの頭の中にあるラーメンが形相です。

 

ただここで気付いて欲しいのは、ラーメンがラーメンというかたち(形相)になるには、そのための【素材】が必要だということです。

 

 

それはラーメンの麺、スープ、スープの出汁、メンマ、味玉などなどの【素材】のことです。

 

この【素材】があるからラーメン(形相)が出来上がるワケです。

 

 

そしてアリストテレスはこの素材の事を【質料(ヒュレー)】と呼びました。

 

 

 

質料だと理解しにくい人は【素材】だと思って下さい。

 

 

つまり、アリストテレスの主張は《物事ができる順番は質料(素材)→形相(本質)の順番だ》ということです。

 

 

 
これが四原因説の最初の2つで、

 

【質料(素材)→形相(本質)の順番で物事は作られ、これらの段階を踏まなければモノは存在しない】というのが大切なポイントです。

 

もっと例を出しますね笑

 

例えば

 

普通に立っている「木」が形相だとしたら「木」の質料(素材)は何だと思いますか?

 

 

 

 

種ですよね。

 

この場合


種(質料)

木(形相)


になります。

 

じゃあ机が形相だとしたら、質料は何になりますか?

 

 

 


木ですよね?

 


この場合は


木(質料)

机(形相)

 

になります。

 


何となく分かってもらえたかな?と思います。

 

 

モノ(自然物を含む)ができる順番は
質料→形相の順番ということです。

 


そして【いかなる質料も形相になりうる】というのも重要なポイントです。

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20171002172716j:image

 


さっき挙げた例で言えば、種は最初は質料ですが、木という形相になりうる。


木という質料も机や家になりうる。


ということです。


そしてこれがイデア論を否定する根拠になりました。

 

 

何故か分かりますか?

 

 

イデア論は「イデア界に本質がある」という静的な概念でしたが、アリストテレスの質料→形相の流れは「本質は現実の変化の流れで作られる」という概要だからです。

 

 

イデア論なら「じゃあ最初からイデア界にiPhoneっていう本質があったのかよ!」と言われればお手上げですが

 

 

アリストテレスの概要なら

 

金属・電気・ネット(質料・素材)

iPhone(形相・本質)


と説明できるワケです。

 

もう読んでくれてる人がいなそうですねwww

 

 

 

 

◆これぞ四原因説!!!

 

そしてこれらの考えを応用して、アリストテレスは【四原因説】

 

つまり、物事が生成されるまでに必要な4つの原因を紐解きました(おせーよ!)

 


アリストテレスの主張した四原因説は

 

質料因(素材・材料)

形相因(モノの本質)

運動因(形相を作るための行動)

目的因(形相を作るための目的)

 

というモノです。

 

具体的にしていきますね。

 

 


これを家を建てるプロセスにすれば

 

質料因(石・木)

形相因(家そのもの、つまり家の設計図・イメージ)

運動因(家を作るプロセス、土木工事など)

目的因(そこに住む)


という感じです。


もし、これらの中の1つでも原因やプロセスが足りてないのなら【家は存在しない】という事です。

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20171002174056j:image

 

 

素材となる石や木がなければ、家はできません。


家のイメージ、つまり設計がなければ素材があっても作れません。


家の設計図を作っても、作り手・作るプロセスがなければ家は建ちません。


家が建っても建てた目的・理由がなければ、建てる意味がありません。


ということです。

 

 

つまり《この4つの原因を満たさなければ家が建つ可能性は極めて低い》ということです。

 

 

 

 

 

◆私たちの日常に落とし込むと

 

 

ラーメンに置き換えて自分でやってみて下さい笑

 

 

 

これを現代っぽく、仕事の企画やプロジェクトとかに応用すると

 

 

質料因(知識・情報・アイディア)

形相因(プロジェクトの概要・成功までの設計図)

運動因(実際の行動)

目的因(新サービスを作るため、お客様に喜んでもらうため)


みたいな感じになります!

 

 

 

もっと平たく言えば

 


お!いいプロジェクト思いついたわ(形相因)


この知識とアイディアを使ってるんだよな(質料因)


よし、やろーー!!!(運動因)


あ、そうそうお客様のために始めたんだよね(目的因)


こんな感じです笑

 

 


一応アリストテレス


質料因

形相因

運動因

目的因

 

このステップが大切と言っていますが、これは後世に矛盾を指摘されているので、気にしないでください。

 


大切なのは【素材&設計図(かたち)&行動&目的】の4つの原因がないものは存在しない、うまくいかない。ということです

 

 

だから、もし「これから自分でビジネスやるぞー!!」と決意したとしても

 

 

ビジネスの土台の知識・強み(質料因)
ビジネスの設計図(形相因)
それを実現するための行動(運動因)
ビジネスをやる目的(目的因)

 

 

がなければ、ほぼ100%うまくいかない。ということですね。

 

 

 

逆にこの4つが整っていれば、うまくいく可能性が非常に高くなります。

 

 

実はこれコンサルの時によく使っていて、これを満たしてない人を見ると「ヤバイな」何て思っております。

 

まぁこんな感じで、2000年以上前の偉人の考えは、今でも応用が効くぐらい本質的です。


理解が難しいと思いますが、この記事より噛み砕いて話してるモノを読んだことがないので、ぜひしがみついて読み込んで下さい。

 

ではでは( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

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頑張り方が分からないor間違えてる人へ。本当の意味での頑張るとは?

 ◆頑張るってどういう事だろう?

 

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

ともぴこです。

 

 

今日は、読者の方からの質問にお答えしていこうと思います。

 

 

先日書いたこの記事への質問のようです。

 

 

これ→映画”何者”は、今の私たちにドンピシャのテーマを投げかけている? - はぎのともぴこの幸福論

 

 


__________ここから__________

 

はじめまして。
大久保と申します。

 


ブログ拝読し、質問がありメールいたしました。

 


「頑張る」というのは、自分の体力がもつ範囲内で、誠心誠意お客様のために努めるというイメージでよろしいでしょうか?

 


自分の職場では、頑張りすぎて体を壊す方が多く(特に女性)、壊し方も風邪とかではなく、生理不順や子供ができない、頭痛や気だるさや吐き気が治らないなど、厄介なものが多いので、頑張ることについては色々難しいなぁと思っております。

 

ぴこさんはそのあたり、どのようにお考えでしょうか?

 


また、ぴこさんのセッションやワークなども興味がございますので、詳細をお伺いできれば嬉しいです。


お忙しい中恐縮ですが、よろしくお願いいたします。


ここまで

 

 

 

 

メールありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

 

 

大久保さんの質問は、おそらく私が先日書いた記事の

 

 

 

「私たちはどうやって、自分の頑張りたいポイントを見つけられるのか?」というと、

 

①自分の過去・今・未来をつなぐ

②深い自己対話

③【とにかく頑張ること】

 

 

最後の③が超重要。

目の前の自分の仕事や役割をしっかり果たすこと。
目の前の事を丁寧にやること。
目の前のお客さんや仕事と向き合い、もがき頑張ること。

 


そういう経験を通して、頑張って、初めて【私これを頑張りたくて仕方がない!】というのが見えてくる。

 


逆に言えば、頑張った経験もないくせに「頑張らなくていい」とか言ってる奴には、一生に自分の頑張り所、命の注ぎ所なんて見えてこないって事でもあります。

 

 


つまり、人は頑張ることで自分の頑張れるポイントを見つけ「もう努力したくてしょうがない」というモードに入る事ができます。

 


ってワケで、血反吐を吐くぐらい、自分の限界だってぐらいまで、何か目の前の事を頑張ってみたらいいんじゃないでしょうか?

 


そしたら、だんだん自分のアイデンティティや使命が見えてくるハズなので。

 


自分の頑張り所、命を燃やすポイントを見つける事を諦めて頑張らずにダラダラ過ごすのは、まさに生きた屍状態であり、きっと自分が一番キツイかと思います。

 

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20170930111707j:image

 

 


という部分への質問かな?と思うので、解説していきますね。

 

 

 

 

 

 

◆ぴこ流の頑張るの定義(頑張ると我慢の違い)

 


まず、私が言いたいのは職場の方々の実例を見ると、おそらく彼女らは【頑張るの意味を履き違えている】んだと思います。

 

 

頑張るというのは、我慢することではないですし
頑張るというのは、自己犠牲の精神でもないですし
頑張るというのは、やりたくない事をやる事でもないです。

 

 

 

頑張るっていうのは【自他(お客さん)共に良い循環を起こすこと】だと、私は定義してます。

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20170930111253j:image

 

 

 

要するに、頑張るというのは思考停止状態でひたすら自己を犠牲にして、君主に尽くす奴隷のように生きることではなく

 

 


自分のパフォーマンスが落ちないようにきちんと日常を整え、自分のエネルギーの高い状態に保ち

 

 

そして自分の今できる事を全力でやり、考えうる限りのアイディアを出し、工夫し、実践し、お客さんに丁寧に接し喜ばせ、フィードバックをもらい、試行錯誤して仕事のクオリティを上げていく事です。

 

 

 

そうやって頑張っていくことで

 

私はこの時に喜びを感じる。
私はこういうお客さんのお役に立ちたい。
これに生きがいを感じる。


という風に、自分の方向性や軸、そして"頑張りたいポイント"が見えてきます。

 

 

 

なので、頑張り過ぎて身体を壊す。という状況は、厳し言い方ですが【頑張り方を間違っている】としか言えません。

 

 

 

おそらく職場の方々は頑張っていると我慢しているを混同してしまっているんではないかな?なんて思います。

 

 

 

詳しくは聞いてないので、断定はできませんが。

 


ただ、頭痛や吐き気や生理不順になっているという事は、何かしら強い継続的な「ストレス」を感じているのは間違いハズなので

 

 

①頑張り方を変えてみる

②それでも無理ならおそらく環境が悪いから、仕事を変える

③あまり無理せず、自分の好きなジャンルや分野の仕事を選んでみる

④そこで頑張る

 

 

というのがオススメです。
業種とかを知れればもっと詳しく書けるんですが、とりあえずはこんな感じです。

 

とにかく、頑張るというのは【頑張りたい事で頑張る】というのが大前提なので、頑張りがいが明らかにない所は、早々に立ち去ってもOKですよー!

 


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映画”何者”は、今の私たちにドンピシャのテーマを投げかけている?

◆2017年も残り100日を切りました

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

 


ともぴこです。

 

 

さてさて、早いもんで今年ももう9月27日で、1年も残り100日を切りました!

 

 

 

「今年こそは!!!!」と高い目標や理想を新年早々に掲げた人も多いかと思いますが、皆さんどうですか?


変化しましたか?
良い方向へ行ってますか?
何も変わってませんか?
何をしたらいいのか見失ってますか?

 


まぁ色々な人がいるかとは思いますが、今日は私が去年の大晦日に書いた記事を"改めて"シェアするので、ぜひとも今年の残り半年の指針にしてみて下さい。

 

 

 

 

 

ここから↓


皆さん大晦日はいかがお過ごしですか?

 

自分はさっきようやく、仕事が納まりましたw


今年も1年間メルマガを読んで下さった皆さん
直接お会いした皆さん
一緒に成長した皆さん

 

本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。

 

 

 

で、今日は今年最後ということで「2017年はどんな1年になるか?」を軽くお話しておきたいと思います。

 

本当はセミナーで6〜7時間の語るぐらいになってしまうんですが、今回はギュギュッと凝縮して、少し抽象的にお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

昨日、Facebookにこんな投稿をしました。

 

 


Facebookの投稿

 

 


今は「頑張らなくていいんだよ」という考え方や思想がブームになっているけど、これからは「頑張れる事がある人が羨ましい」という時代になってくる。

 

 


そもそも人ってのは"頑張らなくてはいけない"のではなくて、本質的には【頑張りたくて仕方のない生き物】

 

 

みんな心の奥底では「自分の才能やエネルギーや時間を投下して頑張れるようなこと、燃えれるようなことはないだろうか?」と常に探している。

 

 

頑張らなくていいのではなくて、自分の頑張るべき所が見えないから、頑張りたくないだけ。

 

 


だから「頑張らなくていい」なんて考え方は、一時の心の安寧や誤魔化しにはなるかもしれないけど、それでも絶対に「お前は何者なのか?」という問いを、必ずいつか強制的にされる事になる。

 

じゃあ「どうやって、自分の頑張りたいポイントを見つけられるのか?」というと、

 

 

 

①自分の過去・今・未来をつなぐ

②深い自己対話

③【とにかく頑張ること】

 

 

 

最後の③が超重要。

目の前の自分の仕事や役割をしっかり果たすこと。
目の前の事を丁寧にやること。
目の前のお客さんや仕事と向き合い、もがき頑張ること。

 


そういう経験を通して、頑張って、初めて【私これを頑張りたくて仕方がない!】というのが見えてくる。

 


逆に言えば、頑張った経験もないくせに「頑張らなくていい」とか言ってる奴には、一生に自分の頑張り所、命の注ぎ所なんて見えてこないって事でもあります。

 

 


つまり、人は頑張ることで自分の頑張れるポイントを見つけ「もう努力したくてしょうがない」というモードに入る事ができます。

 

ってワケで、2017年は血反吐を吐くぐらい、自分の限界だってぐらいまで、何か目の前の事を頑張ってみたらいいんじゃないでしょうか?

 


そしたら、だんだん自分のアイデンティティや使命が見えてくるハズなので。

 


自分の頑張り所、命を燃やすポイントを見つける事を諦めて頑張らずにダラダラ過ごすのは、まさに生きた屍状態であり、きっと自分が一番キツイかと思います。


って事で、これからは「頑張れる事がある人が羨ましい」と時代になっていきますよん。

Facebookの投稿終わり

 

 

 

 

 

◆2017年以降の大きなテーマ

 

 

これが2016年の最後に書いた文章なんですが、もう少し深掘りして言えば、2017年というか2017年以降の5〜6年は

 

 

あなたは何者なの?
あなたはどんな人なの?
あなたのコアは?
あなたの哲学は?
あなたの理念は?

 

といういう様な、自分の存在そのもの、つまり【自分のアイデンティティをどんどん問いかけられる時代になっていきます。

 

 

 

 

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他の業界より少し早く時代を先取りすると言われている、映画業界をチラッと振り返ってみても、2016年の年末から2017年の最初にかけて

 

 

朝井リョウさんの「何者」
大ヒットした「君の名は」

海賊とよばれた男

 

 

 

 

というラインナップの通りで【で、あなたはどういう人なの?】というのを問いかけられているのが分かるかと思います。

 

 

そして、これらの作品がヒットし、注目を集めるという事は、多くの人が私っていったい何者なんだろうか?】という問いを、無意識に繰り返している証拠とも言えます。

 

 

 

 

 

◆2017年以降は大きな引き算の年

 

 


そういう事も鑑みて、2017年以降は《引き算の年》になるかと思います。

 

 

 

例えば、

 

肩書き
実績
名声
権威
権力
地位


そういうものを差っ引いたうえで【自分とは何者なのか?本当は何をしたいのか?】を問いかけられる場面が多くなるハズです。

 

 

逆に言えば、足して足して自分を装飾し着飾っていたり、セルフブランディングしたり、他人に憧れられる自分を演じたりしている人にとっては、地獄の様に辛い1年になり、

 

 

今年以上に、そういう人の【メッキがはがれる】そんな年なるかと思います。

 

 

 

去年も今年も、色んな人や企業のスキャンダルが出ましたよね。

 

ショーンK
ベッキー
SMAPからのジャーズ問題
成宮寛貴

小出恵介

森友学園(籠池)

豊田議員

今井絵理子議員

斉藤由貴

 

 

 

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などなど、本来の自分と世間での乖離させたり、何か隠し事をしていた方々のメッキが一気に剥がれましたよね。

 

 

 

この流れは、今まで以上の感じになるかと思います。

 

 

そして、芸能人や政治家に限らず、私たち個人においても、いかに"普段の自分とみんなの前の自分"これを一致させていくかが重要になっていくかと思います。

 

 

 

要するに、自分を武装するためにいっぱい身につけたあれこれをどんどん捨て、引いて引いて《すっぽんぽんの全裸状態でいかに魅力的な人間か?》というのが超重要になります。

 

 

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これは2017年だけではなく、それ以降もしばらくそうです。

 


あなたの周りにある色んなものをはがし去った状態で「あなたが何者なのか?どんな人間なのか?」を問いかられる1年になるでしょう。


逆に、全裸状態の自分に自信がない人には、人より偉く、人より凄く、人より高く、人よりお金持ちに、と上へ上へ登っていくかと思いますが、

 

 

そんな誤魔化しはもう通用しないので、サッサと諦めて、全裸状態での戦闘力、すなわち人間力を上げた方がいいです。

 

 

ここまでの事をザックリまとめれば【余計なものはどんどん捨て、自分の人間性・能力という本当の基盤を成長させましょう】いう感じになりますね。

 

 

そのためには、最初に戻りますが「頑張る事」です。

 

 

 


地位や権威や見せ方で誤魔化すのではなく

 

目の前の自分の仕事や役割をしっかり果たし

目の前の事を丁寧にやり

目の前のお客さんや仕事と向き合い、もがき頑張る。


そうやって自力をつけていきましょう!

 

それを繰り返していくうちに《私はこういう人間だ。これをやるために生まれてきた》という、太く倒れない強固なアイデンティティが出来上がるかと思います。

 

 

 

2017年以降の生き方の指標の1つにして頂いたら幸いです。

 

 

 

細かい未来予測は、直接聞いて下さい。

 

ではでは( ´ ▽ ` )ノ
貴重なエネルギーを使って読んで頂き、ありがとうございました。



 


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音楽業界の市場規模の推移から考察する、今後の私たちの働き方

◆現在の音楽業界の分析と、そこから紐解と私たちの働き方

 


どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

 

ともぴこです。

 

 

ここ最近のニュースは、北朝鮮問題や不倫ばかりでミサイル→不倫→ミサイル→不倫→ミサイルという謎のアルゴリズムができあがりつつありますが、

 

私が1番最近発見したニュースが「AKBがB'zのシングルCD総売上枚数を超え、ついに日本一に!」という衝撃的なニュースです(結構前のニュースですが、この前たまたま発見しました笑)

 

 

ニュース

AKB48がシングル総売上枚数の歴代最高記録を更新 B’zファンは怒り? - ライブドアニュース

 

 

 

音楽業界と携わることが多い自分としては、意気消沈してました笑

 

 

まぁ同時に秋元康の凄さを再認識したわけですが、、、、

 

 


ということで、今日は「現在の音楽業界の分析」と「そこから紐解く働き方」について解説しようと思います。

 

 

 

 

◆現在の音楽業界の低迷の原因

 


まず、皆さんご存知の通り、音楽業界(特にJPOP)はCD不況の時代と言われるように、衰退の一途を辿っています。

 

 

どのぐらい現在の音楽業界がヤバイのかと言うと【今後5年間で音楽業界の市場規模は、15年前の5分の1になる】と予想されていますし【音楽業界にいる8割の人間は食っていけなくなる】と言われています。

 

 

そのぐらい激ヤバな業界です((((;゚Д゚)))))))

 

 

「何故こんな悲惨な状態になってしまったのか?」というと、「これだ!」と1つの結論片付けられるほど単純ではないのですが

 

 

よく世間で言われるような

 


音楽配信youtube・ネットの登場によるCDの売上低下

広告費の不足

LIVE意外での利益率の低さ

 

 

この辺の理由は「今の現状を導きた本質ではない」と、いつもセミナーやコンサルで言っています。

 

 

 


少し過去を遡ると

 

JPOPというのは約20〜25年前が全盛期で、ミリオンヒットが連発するほどのCDバブルでしたよね。何故あんなにバブルったと思いますか?

 


その理由は「曲が良かった」「アーティストが良かった」というのではなく

 

 

 

 

【JPOPバブルはカラオケバブルの副産物】だったからです。

 

 

カラオケのためのJPOPであり、JPOPのためのカラオケではなかったワケです。

 

カラオケBOXが日本各地に出来始め、そこで歌うための曲こそが「JPOP」だったんです。

 

 

つまり、遊びや娯楽が多様化しカラオケバブルが崩壊してくると、必然的にJPOP・音楽業界も連動して衰退してくるんですね。

 

 

このまるで、政治家と建築業界との癒着の様な《JPOPとカラオケ業界との深い癒着》が、現在の音楽業界衰退の本質的な原因です。

 

 

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つまり

 

 

カラオケの人気がなくなる

JPOPが歌われなくなる

JPOPの人気が落ちる

ますますカラオケに行かなくなる

JPOPへの興味が減る

 

 

こんな負の連鎖が音楽業界凋落の原因で、この関係を断ち切れなかったのが《音楽業界最大のミス》だったんです。

 

 

音楽配信youtube・ネットの登場によるCDの売上低下

広告費の不足

LIVE意外での利益率の低さ

 

も少しは影響がありますが、よーーく科学的に分析すると、それは本質的な問題からは少しズレているんです。

 

それは業界の人自身がよーく分かっている筈なんですが、論点をずらし誤魔化し続けていたらとんでもない状況になってしまったワケです、、、

 

 

 

 

◆現在音楽業界を支えている偉大なアーティスト? 

 

 

 

 

まぁこうやって音楽業界は縮小し続けているんですが、今のこんな死にかけの音楽業界を支えているのは

 


皆さんご存知の通り

 

 

嵐や関ジャニなどのジャニーズ
EXILEグループ
AKB関連を中心とするアイドルグループ

韓流歌手

 

 

その他にかろうじて頑張っているのが、きゃりーぱみゅぱみゅゴールデンボンバーSEKAI NO OWARIなどの、強烈なキャラクターや世界観をウリにしているアーティストたちです(みんな消えかけてる??)

 

 

 

彼らに、現在の音楽業界はおんぶに抱っこ状態です。

 

 

 

つまり【一部のドル箱アーティストやグループに依存し、そして彼らの濃い一部のファンに莫大なお金を使わせて成立している】

 

 

それが現在の音楽業界です。・゜・(ノД`)・゜・。

 

 

 

 


キャバクラと同じでNo.1~上位の売上に依存し、後はおまけ状態になってるんです。

 

 

 

 

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例えば、2010年~の年間CD売上トップ20を検索してみて下さい。ほぼ90%がジャニーズかAKBグループかEXILEグループですから。

 

それぐらいの依存体質です。

 

何かに依存するのは個人でさえも危険ですが、それが業界全体なんですから、今いかに音楽業界がヤバイのか理解してもらえるかと思います。

 

 

 

ここまでをまとめると、

 

JPOPのカラオケの副産物化

楽曲の低下(低くても売れたから)

カラオケバブルの崩壊

JPOPバブルの崩壊

アーティストでは売れない

キャラクター歌手への依存

 

 


こんな流れになっております。

 

要するに、音楽業界は既に音楽業界ではなく【キャラクター産業になった】と言えます。

 

 

つまり、どんどん純粋に音楽だけで食べていきたい「アーティスト」という方々は食っていけなくなる。それが今後の音楽業界です。

 

 

だから【音楽業界にいる8割の人間は食っていけなくなる】と予想できるんです。

 

 

 

 

◆さらに深まる負の連鎖

 


しかもしかも、若手の実力のあるアーティストも「日本じゃムリだ」と敏感に感じていて

 

 

日本の実力あるプロ野球選手がメジャーに流失するように、実力のある若手アーティストは日本を無視しどんどん海外へ拠点を移しています。

 

 

よく私はオーディションに関わるのですが、実力のある若手が減っている印象を持ちがちなのですが、本当は数が減ったのではなく【実力者に日本の音楽業界が見捨てられた】と言った方が正しいです。

 

 

日本の音楽業界を狙っているのは、KPOPぐらいなもんですよ笑

 

 

こうやって、日本の音楽業界は実力者を失い、ますますキャラクター産業化していき、さらに業界は悪化していくんですね。

 

そしてこれはもう音楽業界の問題だけでなく、こんな実力のないキャラクター歌手ばかりを持て囃す「リスナーの質の問題」という側面もあります。

 


というか「質の高いリスナー」は自分の好きな歌手のLIVEなど生で味わえる活動を重視し、そこにお金はかけます。


だが、その他、つまり「音楽業界全体を良質なリスナーは見捨てた」と言えるんだと思います。

 

質の高いリスナー、質の高いアーティスト、どちらからも見捨てられてしまったんです。・゜・(ノД`)・゜・。


ガッデム。音楽業界。

 


というのが、今の音楽業界の現状です。
悲惨ですよね。・゜・(ノД`)・゜・。

 

 

 

 

 

◆これを私たち個人に落とし込むと??



もう少し皆さんのお役に立つお話をすれば、

 

 

音楽業界は、キャラクター産業化して何とか保っていますが【キャラクターをウリにするのだけはやめた方がいい】です。

 

 


これはどこの業界でも、個人でビジネスや仕事をする場合でも同じです。

 


よく思慮の浅い人が「キャラを立てれば人が集まり、仕事やビジネスはうまくいく」何ておっしゃってますが、あれはあかんやつです笑


というのも

 

 


《キャラ押しはいずれ飽きられ、キャラを固めるとそれ以外の事をしにくくなるから》です。

 

 

 

まず
①キャラは飽きられる

 

の件ですが、キャラだけで押し売りをしていくと一時的に爆発的な繁盛をする場合もありますが、まず間違いなく長期的な繁栄はしません。

 

 

これはお笑い芸人を思い浮かべてもらえば分かりやすいと思うんですが、キャラを作りそれがハマった芸人は爆発的に人気が出ますが、すぐに飽きられ「一発屋芸人」と呼ばれる結果になりますよね。

 

 

あぁいう「一発屋芸人」は、たまたま自分のキャラと時代性が合い【実力がないのにキャラで売れた】パターンです。

 

キャラは必ず飽きられますし、今の時代コンテンツの消費がえげつなく早いですから、恐ろしい速さで飽きられ淘汰される事になります。

 


コンテンツの消費の早さは、メディアの多様化やドル箱頼みの企画の乱立のせいで、年々早くなっています。

 

だってもう、


8.6秒バズーカ
とか
あったかいんだから~


がいないでしょ?彼ら最近出てきたばかりなのに((((;゚Д゚)))))))

 

 


つまりこれはお笑い芸人の話だけでなく、音楽業界もキャラだけて売っている人は、すぐに飽きられます。

 

きゃりーぱみゅぱみゅ何かは、日本ではおそらく今年が限界です。

 

 

 

 

そう考えると、秋元康のAKB戦略はかなり巧みで

 

AKB自体のアイドルの数を多くし飽きが来にくい様にしていますし、NMBやSKEや乃木坂や欅坂の様にグループを複数作りリスクヘッジしていますし、おまけにAKBグループ自体のコンセプトが飽きられても良いように、真逆のコンセプトになっているのが乃木坂46ですからね。

 

さらにさらに、総選挙や各種企画を用意して飽きさせない工夫とリスクヘッジを徹底的にしています。

 

まるで、ゼンショーホールディングスやスカイラークグループの様なやり方です笑

 

この手法は飲食業界がよくとっています。

 

 

 

例えば、すき家ブラック企業として叩かれ業績が大きく傾きましたが、ゼンショーホールディングス自体は他にもたくさんの飲食店を経営していますので、すき家がダメになっても会社への致命傷にはなりません。


敢えて「すき家」という名前で売り、ゼンショーホールディングスの名前は隠しているんですね。リスクヘッジです。


飲食店は、食品衛生や今回の様な叩かれ方をすると、1発で潰れますからね。沢山散らしておく必要があるんです。

 

 

まぁこんな感じで?キャラへ依存するのは危険なワケです。

 

ましてや、AKBやゼンショーホールディングスの足元にも及ばない私達が個人が、キャラだけで勝負して行こう。とするのは、自殺行為に等しいので辞めて下さいね。

 

まずは実力。そこに付加価値としてキャラがあるなら、それはそれでいいのです。


最初からキャラ頼みはやめましょう。

 

次は短めに。

 

 

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②キャラを固めるとそれ以外の事をしにくくなる

 

 


ですが、今回もまずはお笑い芸人を思い出して下さいw


一発屋芸人の多くの方は、売れたネタ以外をやることができず、やったとしてもスベり、なかなか他の事に挑戦できていませんよね?


きゃりーぱみゅぱみゅPerfumeは、テクノポップ以外の音楽はできませんよね?


小倉優子はコリン星キャラからの脱出に苦労しましたよね?

 

 

 

そんな感じで、キャラだけ押して固めるというのは、かなりのリスクを伴いますし「短期的に消える人」の特徴でもあります。

 


奇をてらったり、世間の真逆を言ったりして無理やり注目を集めるのも、これらはほぼ同義ですからね。


きちんと自己成長して実力を蓄え、キャラは付加価値として考えておきましょう。



ということで、音楽業界についてあれこれ書いてみました。


音楽は身近でも、その実情は知らない人が多いと思うので長々と書きましたw
少しはタメになりましたかね?


読んで下さった皆さんは、ぜひとも「実力あるアーティスト」を応援してやって下さい。

 

 


ではでは( ´ ▽ ` )ノ
貴重なエネルギーを使い読んで頂き、ありがとうございます。

 

 

さらにこの話を深めた関連記事はこちら→アイドルとアーティストの境界線から見えてくる、長期的に活躍し続ける方法 - はぎのともぴこの幸福論

 

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人に読まれる文章を書くコツとは?

 ◆駐輪禁止から学んだ文章の書き方

 

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

ともぴこです。

 


さてさて、昨日たまたま自転車に乗る機会があったんですが、

 

 

30分程度自転車を停めるために、わざわざ駐輪場を探すして停めるのがだるかったので、30分ほど路肩に停めさせてもらいました。

 

そして、私が停めた路肩の看板には、こう書いてありました。

 

 


【駐輪禁止】

 

 

 

 

 

「いやー!!センスねぇな!」と思いましたね笑

 

 

もちろん、ルールを破って駐輪する私が悪いんですが

 

 

ただ、この書き方・表現だと「絶対に違法駐輪はなくならないだろうなぁ~」と思ったんです。

 


本気で駐輪禁止を促したいのなら【違法駐輪をすると、10分以内に100%自転車を撤去します】こう書く方が、効果的です。

 

 

駐輪禁止と言ってるコトは同じなんですが、表現を変えるだけで全く違う結果になります。

 

 

そもそも「駐輪禁止」なんて書いても「禁止なんて関係ないぜ!置いちゃえー!」っていうのが、自転車を停めた人の思考なんです。

 


つまり、
いくら「やめろやめろ」と禁止を促しても意味がありません。

 


なのでこの場合は、相手に禁止を促すというアプローチを変え「相手のデメリットを提示する」というアプローチを取るべきです。

 

 

この場合のデメリットは、違法駐輪するコトによって、自分の自転車が撤去されるという点ですよね?

 

 


だから私は

 

【違法駐輪をすると、10分以内に100%自転車を撤去します】と書けばいいと言いました。

 

 

 

要するに《読み手の頭の中を想像して文を書こう》というコトです。

 

 

 

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違法駐輪する人が「やめて!」とお願いしたらやめてくれるのか、デメリットを提示したらやめてくれるのか、とりあえず相手の頭の中を想像してみようってコトです。

 

 

 

 

 

 

 ◆どう表現するかで伝わり方が変わり、結果が変わるのが文章


さっきの様に文章は面白いもので、言いたい事は一緒だけど表現を変えるだけで、伝わり方が変わり、その後に起きる結果も変わって来ます。

 

 


例えば。コンビニや居酒屋のトイレに

 

【いつも綺麗にお使い頂き、ありがとうございます】


と書いてあるのは「トイレを汚さないで下さい」と書くよりも、トイレが汚されなくなるからです(この場合は感謝が肝です)

 

 


他にも、例えば値段なら


1000円

¥1000

1000


なら、それぞれ使うべき場面があり、それぞれがそれぞれの効果を持っています。

 

 


ちなみに、私がスーパーやコンビニの店員なら「円」も「¥」も書かず、「1000」と数字だけ書きます。

 

 

 
これはさらに、子育てなどにも応用できるスキルで

 

子供に「勉強しなさい!」と、いくら言っても勉強をしませんが


「一緒に勉強しよっか?」と言うと、驚くぐらい勉強するのが子供です。

 

 

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まぁ、たくさん例をたくさん出してみたんですが、

 


要するに、文章を書く・会話・メール・伝えるなどの「言語を使う」行為をする時は

 

《相手の頭の中を想像してみよう!》ってコトです。

 

 

 

 

 ◆あなたの文章が読んでもらえない理由

 

特に今後、情報発信をしていく人やしていこうと思っている人は、これはかなり重要な考え方になるので、頭の片隅に入れておいて下さい。

 

情報発信を開始しても、全然反応がなかったり、マネタイズができなかったり、コミュニティができなかったりする理由の大半は

 


【発信者が言いたいように書き、そのまま発信するから】です。

 

 

 

読み手の頭の中を想像せず、自分の書きたい事をひたすら書き続けてるので、何の反応もないんです。

 

相手にどう書いたら伝わるのかな?
相手は何を聞きたいと思ってるのな?
相手は何に悩んでるのかな?

 
こういう事を考えずに(リサーチ不足とも言えます)

 

 

 


ただただ思いの丈を語るから、全く共感のない寂しい発信になるワケです。

 

つまり

 

《名前も顔も知らないあなたのエゴ丸出しの文章を、わざわざ時間をとって読んでくれる人何か存在しない》という事実を受け入れましょうってコトです。

 

 

 

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「誰か共感してくれるかも~」みたいな期待も捨てましょう。

 

 

誰も読んでくれない前提に立ち、その上でどうしたら読んでくれるか?を考えましょう。

 

 

 

そしたら

 

《相手の頭の中を想像する》という行為が、1番適切なアプローチなワケです。

 

こういうプロセスを繰り返し、発信をしていくことで

 

 

ようやく

 

「あなたの情報発信に価値がある」と多くの人が認識してくれるんです。

 

 


そして
【自分の言いたいコトを書いても、読んでもらえる状態】になるんですね。

 

 

たまに、改行も句読点もほとんどなく、クッソ読みにくい感想メールが届いたりするんですが、こういう人は、相手の頭の中(相手の気持ち)を考えていないんだと思います。

 

 

そういう人には、返信してませんw

 

ま、相手のコトを考えていこうぜ。ってコトです。

 

私はこのことをよく《他者性》って言葉で説明してます。

 


ではでは( ´ ▽ ` )ノ
貴重なエネルギーを使い読んで頂き、ありがとうございます。

 

________________

 

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哲学者プラトンの思想、愛(エロース)とは何かをどこよりも分かりやすく解説します

プラトンを掘り下げよう

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

ともぴこです。

 

 

 

今日は久しぶりに哲学コラムを書こうと思っていて、今回取り上げる哲学者はソクラテスの弟子プラトンです。

 

 

 

ただ、今からプラトンについて解説しようと思うと、めちゃめちゃ筆が進まなくなります((((;゚Д゚)))))))

 

 

というのも、このプラトンが提唱している概念や考え方は、今まで私がこのブログで取り上げてきた哲学者たち、タレスプロタゴラスアリストテレスとは比較にならないほど理解が難しく、おまけに文字だけで説明するのが非常に困難だからです。

 

 

今までの哲学コラムが掛け算レベルだとしたら、プラトン三角関数レベルだと思って下さい。

 

私も覚悟して書くので、皆さんも頭をフル回転させて読んで下さいませ。

 

 

 

ちなみに、プラトンは書く事が多いので、今回はプラトンとエロース】のお話をしようと思います。エロいお話が好きな方は必見ですよ??



 

 

 

◆愛とは何か?


「愛とは何か?」


実はこの問いは哲学史上最も古い問いであり、現代の私達でも解明できていない抽象的な概念です。

 

何で人は誰かを愛するの?
何で片思い方が燃えるの?
どうして愛は必要なの?


みたいな事を、昔から哲学者はガチで考えていたワケです。

 

 

そしてその「愛」について考えた祖(はじまり)的存在の人が、古代ギリシアの哲学者【プラトン】なんですね。

 

そして、そのプラトンが「愛」を説明するために使った概念が《エロース》です。


エロースを土台に愛を説明したんですねー!

 

 

 

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ちなみにですが「愛とは何か?」という問いに対する答えというか概念的なものが、古代哲学の世界には3種類あります。

 

 

そのうちの1つが《エロース》
これは後で説明します。

 

もう1つがキリスト教の無償の愛を意味する《アガペー

 

もう1つが友愛を意味する《フィリア》

 

という概念があります。

 

 

 

つまり「愛とは何か?」という問いには、哲学の世界では


エロース
アガペー(無償の愛)
フィリア(友愛)


のどれかで説明できる。というのが一般的な解釈です。

 

 

もっと詳しく言うなら、アガペーの愛の定義は「相手を自分のこと以上に思いやる事。それこそが愛だ」というもので

 


フィリアの愛の定義は「相手を自分と同じように思いやる事が愛だ」というものです。

 

 

なのでアガペーは「無償の愛」と解釈され、フィリアは「友愛」と解釈されるんですね。

 


アガペーを母親や恋人への愛
フィリアを友人への愛


と考えれば、分かりやすいかと思います。

 

 

そして今回取り上げる《エロース》は、これらとは一線を画す概念だという事を、きちんと理解して下さい。

 

 

 

 

 

 ◆イデア論とエロースと愛


まず、これは最初に釘を刺しておきますが、

 

【エロースはエロの事ではありません】

 

 

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性的な事を想像していた方、残念でした!!笑


エロとエロースは何の関係もないんです。

 

 

プラトンが言うエロースはエロの事ではなく《理想を求める情熱》という意味です。

そしてそれこそが「愛の本質だ」と考えた人です。

 

 

ここから一気に難易度が増すので、頭を柔らかくして下さいね。ついてきてー!!

 

 

まずですが、プラトンは物事の本質に「イデア」という理想の状態がある。と考えていた人です

イデアについてはそのうち解説するので、ここでは軽く聞き流して下さい)

 

 

 

少しイデア論を解説しておくと、

 


私達がA〜Hカップまでの様々なサイズのおっぱい、乳首が黒かったりピンクだったりするおっぱいなど、多種多様なおっぱい見た時に、それらを全部「おっぱいだ!」と認識できるのは、イデア世界に【理想のおっぱい・おっぱいの本質】があり、そのイデア世界の概念を、私達は潜在意識下では知っているから「おっぱいだ」と認識できる。という事です。

 

 

 

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ちょいと伝わらないですかねw

 

腐ったリンゴ
新鮮なリンゴ
赤リンゴ
青リンゴ
切ってあるリンゴ

 

などなど、色んなリンゴを「リンゴだ!」と認識できるのは、イデア世界に【理想のリンゴ】が存在してるからだ。という事ですね。

 


つまり【愛にも理想の愛が、イデア世界にある】というのが、プラトンの前提です。

 

 

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さーて、、、
この辺で読むのをギブアップした人もいるでしょう笑

 

 


とりあえず「イデア世界っていう場所にあらゆる物事の理想像や本質があるんだ、それを模範にしてるのが我々の現実だ」とお考え下さい。

 

 

 

つまり、このイデアという概念を「愛」に応用すると

 

 

 

理想の愛を求める情熱こそがエロースで、それが愛の本質だ。という事です。

 

 

もう少し抽象度を下げると「理想の状態を求める=自分に欠けているものを手に入れて充足感を得る営み」と、プラトンは定義しているので、

 

「愛」も似たような性質を持っていると考えています。

 

 

 

要するに、プラトンの言う愛とは《自分に足りないものを、相手に追い求める気持ち》と定義しています。

 

 

 

アガペーは自分より他人を思い
フィリアは自分と他人を同等に思い
エロースは他人より自分を思う。


これがエロースの定義が他の「愛」の定義とは、一線を画する点です。

 

 

 

 

 

 

 

◆エロースをかなり噛み砕いて説明すると、、、

 

 

さぁて、伝わってる気がしません笑

 


なので、私がプラトンをかなり現代語で翻訳すると


みんな理想の恋愛像ってあるじゃん?
それを追い求めて、あれこれ行動するのがエロースで、それが愛だよね。ってことです笑

 

 

これを分かり易くするために「饗宴」というストーリーを少し書きますが、

 


「饗宴」というプラトンが書いたストーリーの中に、アンドロギュノスという顔が2つ、手足が4本ずつはえてる化物が出てきます。

 

 

f:id:kyueisyougiku10kaidouzan:20170921104534j:image

 


このアンドロギュノスという化物は、万能の力を持っていて、それを使ってひたすら悪さばかりをしていました。


それを見た神様が罰として、アンドロギュノスを真っ二つに引き裂いてしまいます。

 


すると、今までの身体がバラバラになり2つの身体になります(顔1つ、手足2本ずつの我々人間です)


ただ、アンドロギュノスは元の1つの身体に戻りたくて、2つの身体はお互いに強く求め合うのですが、それは叶わず苦しんで過ごす。


というものです。

 


このストーリーが《求め合う男女のはじまり》と捉えられているんですね。

 

 

このストーリーでいうところのアンドロギュノスが【男女一体の理想、つまりイデア


バラバラになった2人が【男女】


元に戻りたくてもがくのが【エロース】


ということです。

 

こうやって私達人間は、恋愛を通して自分のないものをGETしようともがき、理想を目指して行動するのがエロースで、それこそが「愛の本質」という結論です。

 


愛とは何か?

伝わりましたかね笑


ちょいと難しいと思います。

 


ただ、この他に皆さんに言っておかなきゃいけないのは

 


【この定義が別に正しいわけじゃない】ということです。

 

 


プラトンアルケーアガペーもフィリアも、正しいか否かが重要なのではなく


《こういう考え方・捉え方もあるんだな》という知恵への学びと


《こういうプロセスで思考は行なうんだな》という認識です。

 

 


エロースが正しいかどうかは各々が判断し、それが気に入ったり日常に応用できれば取り入れればいいし、そうじゃないなら「こんな受ける意見あるー笑」程度OKです。

 

 

そもそも哲学者の意見は、後から否定されるものが多いですし、今回のイデア論や有名な心身二元論何かも、完全に否定されてますからね笑

 

つまり、彼らの主張も「仮説」でしかないわけです。

 

なので、それを使うか否かはこちらが決めていいんです( ´ ▽ ` )

 

なので、今まで出てきた哲学者の意見も「仮説」です。


使えそうな所だけ切り貼りして、日常で活かしてみて下さい。


ではでは( ´ ▽ ` )ノ

 

 

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