デカルトの名言【我思う、ゆえに我あり】の意味

 

デカルトと方法的懐疑

 

 

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

 

 

ともぴこです。

 



さてさて今回は哲学コラムで、前回のデカルトの続きです。

 

 


ザックリ復習すると

 

 

 

デカルト


・近代哲学の創始者
・隠れてた人w
・ベーコンとは逆の演繹法的アプローチ
・大陸合理論
・とりあえず何でも疑った(方法的懐疑)
・経験よりも理性重視

 

という感じの人物でした。

 

 

詳しくはこちら

後世へも影響を与えたデカルトの演繹法的思考(帰納法との違い) - はぎのともぴこの幸福論

 

 


今日はこれらの中の「方法的懐疑」について詳しく書いていくのですが、「方法的懐疑」とは単純に言えば【徹底的に物事を疑い、真理に近付こうとする方法】の事です。

 

 

なぜデカルトが「方法的懐疑」に辿り着いたのか?というと、

 


彼はヨーロッパ各国を勉強のために歩き回っていた時期に、人によって物事の捉え方はマチマチだし、全く逆の事を言う人もいる。

 

あまりに統一性がない。

 

という事実に気付い事から【人間の感覚など、信用するのは危険だな】と思うようになり、それが長じて【いや、全てを疑ってかかろう】という事になります。

 

 

目の前のスマホは本当に存在してるの?架空のものなんじゃないの?

あそこにいる人は、実は宇宙人なんじゃね?

とか思ってる私は、今夢の中にいるんじゃね?

ってか、夢って何よ?本当にあんのかよ?

ってか、この世界ってあんの?

 


みたいに、ひたすら疑いまくったんです((((;゚Д゚)))))))

 

 

人格が崩壊しそうですが、これをひたすらやったのがデカルトです。

 

 

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デカルトが辿り着いた真理とは?

 


こうして、真理を知るために、ありとあらゆるモノを疑ったデカルトですが、

 


ついに、真理を発見します。

 


この世で、その存在が疑う余地の無い唯一のものを発見します。

 


それが

 

【こうやって疑っている自分の意識】です。

 


カオスになって来ましたねwww

 

 

デカルト的に言えば、ありとあらゆるモノを疑った末に残ったのは、自分の意識だけだった。という事です。

 

例えば「この世界は夢で、その夢もないんじゃないか?」と疑ったとしても、自分の意識がそれを疑っているという事実だけは、間違いなく存在します。

 

 

だから、自分の意識だけは疑えないという事になります。

 


デカルトはこの自分の意識を、唯一確かな存在と称して

 

 

 

 

我思う、ゆえに我あり

 

 

 

と言いました。

 

 

ちなみに、この「自分の意識が絶対である!」というデカルトの思考は、近代思想の原点になるのですが、そこまで踏み込むとかなーりカオスになるので、ここら辺で切り上げます。

 

我思う、ゆえに我あり

 

 

という聞いたことのある名言の意味が分かったかと思います。

 

 

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ではでは( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

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