第九十九段 【哲学者プラトンの思想から考える、愛とは一体なんなんだ?】

プラトンを掘り下げよう

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

ぴこです。

 

 

 

今日は久しぶりに哲学コラムを書こうと思っていて、今回取り上げる哲学者はソクラテスの弟子プラトンです。

 

 

 

ただ、今からプラトンについて解説しようと思うと、めちゃめちゃ筆が進まなくなります((((;゚Д゚)))))))

 

 

というのも、このプラトンが提唱している概念や考え方は、今まで私がこのブログで取り上げてきた哲学者たち、タレスプロタゴラスアリストテレスとは比較にならないほど理解が難しく、おまけに文字だけで説明するのが非常に困難だからです。

 

 

過去の哲学コラム

第五段 世界最古の哲学者「タレス」から紐解く「本質を捉える考え方」 - ぴこの平成徒然草

 

第七十一段 人生をうまくいかせる最大最高の秘訣は【中庸】という感覚をインストールできるか?である - ぴこの平成徒然草

 

第八十三段 哲学界の問題児「プロタゴラス」の相対主義という考え方 - ぴこの平成徒然草

 

第八十九段 【ソクラテスの思想とかっこ良すぎる生き様】+α名言もあるよ! - ぴこの平成徒然草

 

 

今までの哲学コラムが掛け算レベルだとしたら、プラトン三角関数レベルだと思って下さい。

 

私も覚悟して書くので、皆さんも頭をフル回転させて読んで下さいませ。

 

 

 

ちなみに、プラトンは書く事が多いので、今回はプラトンとエロース】のお話をしようと思います。エロいお話が好きな方は必見ですよ??



 

 

 

◆愛とは何か?


「愛とは何か?」


実はこの問いは哲学史上最も古い問いであり、現代の私達でも解明できていない抽象的な概念です。

 

何で人は誰かを愛するの?
何で片思い方が燃えるの?
どうして愛は必要なの?


みたいな事を、昔から哲学者はガチで考えていたワケです。

 

 

そしてその「愛」について考えた祖(はじまり)的存在の人が、古代ギリシアの哲学者【プラトン】なんですね。

 

そして、そのプラトンが「愛」を説明するために使った概念が《エロース》です。


エロースを土台に愛を説明したんですねー!

 

 

 

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ちなみにですが「愛とは何か?」という問いに対する答えというか概念的なものが、古代哲学の世界には3種類あります。

 

 

そのうちの1つが《エロース》
これは後で説明します。

 

もう1つがキリスト教の無償の愛を意味する《アガペー

 

もう1つが友愛を意味する《フィリア》

 

という概念があります。

 

 

 

つまり「愛とは何か?」という問いには、哲学の世界では


エロース
アガペー(無償の愛)
フィリア(友愛)


のどれかで説明できる。というのが一般的な解釈です。

 

 

もっと詳しく言うなら、アガペーの愛の定義は「相手を自分のこと以上に思いやる事。それこそが愛だ」というもので

 


フィリアの愛の定義は「相手を自分と同じように思いやる事が愛だ」というものです。

 

 

なのでアガペーは「無償の愛」と解釈され、フィリアは「友愛」と解釈されるんですね。

 


アガペーを母親や恋人への愛
フィリアを友人への愛


と考えれば、分かりやすいかと思います。

 

 

そして今回取り上げる《エロース》は、これらとは一線を画す概念だという事を、きちんと理解して下さい。

 

 

 

 

 

 ◆イデア論とエロースと愛


まず、これは最初に釘を刺しておきますが、

 

【エロースはエロの事ではありません】

 

 

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性的な事を想像していた方、残念でした!!笑


エロとエロースは何の関係もないんです。

 

 

プラトンが言うエロースはエロの事ではなく《理想を求める情熱》という意味です。

そしてそれこそが「愛の本質だ」と考えた人です。

 

 

ここから一気に難易度が増すので、頭を柔らかくして下さいね。ついてきてー!!

 

 

まずですが、プラトンは物事の本質に「イデア」という理想の状態がある。と考えていた人です

イデアについてはそのうち解説するので、ここでは軽く聞き流して下さい)

 

 

 

少しイデア論を解説しておくと、

 


私達がA〜Hカップまでの様々なサイズのおっぱい、乳首が黒かったりピンクだったりするおっぱいなど、多種多様なおっぱい見た時に、それらを全部「おっぱいだ!」と認識できるのは、イデア世界に【理想のおっぱい・おっぱいの本質】があり、そのイデア世界の概念を、私達は潜在意識下では知っているから「おっぱいだ」と認識できる。という事です。

 

 

 

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ちょいと伝わらないですかねw

 

腐ったリンゴ
新鮮なリンゴ
赤リンゴ
青リンゴ
切ってあるリンゴ

 

などなど、色んなリンゴを「リンゴだ!」と認識できるのは、イデア世界に【理想のリンゴ】が存在してるからだ。という事ですね。

 


つまり【愛にも理想の愛が、イデア世界にある】というのが、プラトンの前提です。

 

 

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さーて、、、
この辺で読むのをギブアップした人もいるでしょう笑

 

 


とりあえず「イデア世界っていう場所にあらゆる物事の理想像や本質があるんだ、それを模範にしてるのが我々の現実だ」とお考え下さい。

 

 

 

つまり、このイデアという概念を「愛」に応用すると

 

 

 

理想の愛を求める情熱こそがエロースで、それが愛の本質だ。という事です。

 

 

もう少し抽象度を下げると「理想の状態を求める=自分に欠けているものを手に入れて充足感を得る営み」と、プラトンは定義しているので、

 

「愛」も似たような性質を持っていると考えています。

 

 

 

要するに、プラトンの言う愛とは《自分に足りないものを、相手に追い求める気持ち》と定義しています。

 

 

 

アガペーは自分より他人を思い
フィリアは自分と他人を同等に思い
エロースは他人より自分を思う。


これがエロースの定義が他の「愛」の定義とは、一線を画する点です。

 

 

 

 

 

 

 

◆エロースをかなり噛み砕いて説明すると、、、

 

 

さぁて、伝わってる気がしません笑

 


なので、私がプラトンをかなり現代語で翻訳すると


みんな理想の恋愛像ってあるじゃん?
それを追い求めて、あれこれ行動するのがエロースで、それが愛だよね。ってことです笑

 

 

これを分かり易くするために「饗宴」というストーリーを少し書きますが、

 


「饗宴」というプラトンが書いたストーリーの中に、アンドロギュノスという顔が2つ、手足が4本ずつはえてる化物が出てきます。

 

 

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このアンドロギュノスという化物は、万能の力を持っていて、それを使ってひたすら悪さばかりをしていました。


それを見た神様が罰として、アンドロギュノスを真っ二つに引き裂いてしまいます。

 


すると、今までの身体がバラバラになり2つの身体になります(顔1つ、手足2本ずつの我々人間です)


ただ、アンドロギュノスは元の1つの身体に戻りたくて、2つの身体はお互いに強く求め合うのですが、それは叶わず苦しんで過ごす。


というものです。

 


このストーリーが《求め合う男女のはじまり》と捉えられているんですね。

 

 

このストーリーでいうところのアンドロギュノスが【男女一体の理想、つまりイデア


バラバラになった2人が【男女】


元に戻りたくてもがくのが【エロース】


ということです。

 

こうやって私達人間は、恋愛を通して自分のないものをGETしようともがき、理想を目指して行動するのがエロースで、それこそが「愛の本質」という結論です。

 


愛とは何か?

伝わりましたかね笑


ちょいと難しいと思います。

 


ただ、この他に皆さんに言っておかなきゃいけないのは

 


【この定義が別に正しいわけじゃない】ということです。

 

 


プラトンアルケーアガペーもフィリアも、正しいか否かが重要なのではなく


《こういう考え方・捉え方もあるんだな》という知恵への学びと


《こういうプロセスで思考は行なうんだな》という認識です。

 

 


エロースが正しいかどうかは各々が判断し、それが気に入ったり日常に応用できれば取り入れればいいし、そうじゃないなら「こんな受ける意見あるー笑」程度OKです。

 

 

そもそも哲学者の意見は、後から否定されるものが多いですし、今回のイデア論や有名な心身二元論何かも、完全に否定されてますからね笑

 

つまり、彼らの主張も「仮説」でしかないわけです。

 

なので、それを使うか否かはこちらが決めていいんです( ´ ▽ ` )

 

なので、今まで出てきた哲学者の意見も「仮説」です。


使えそうな所だけ切り貼りして、日常で活かしてみて下さい。


ではでは( ´ ▽ ` )ノ

 

 

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