サルトルの名言「人間は自由の刑に処せられている」の真意を紐解く

◆作家・哲学者サルトルの名言から自由について考えてみよう

 

 


どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

 


ともぴこです。

 

 

いきなりですが、サルトルというフランスで人気だった哲学者は「人間は自由の刑に処せられている」という言葉を残しています。

 

 

知ってる人もいるんじゃないでしょうか?

 

 

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これはサルトルが言った言葉ですが、少し翻訳するなら

 

 

 

私たちは、どんな風にでも人生や運命を切り開いていく事ができるッ!!

 


どんな生き方をするのも自由だッ!!

 


ただし、自由な分、自分で選択していかなければならなくて、それは大変だ。

 


なぜなら、全てが自己責任だからだぁ!!
ハハハハハハハ

 

 

 


というような事を、彼は言ってるワケです。

 

 

これは、非常に的確な指摘です。

 


そして今の日本はまさに【人類の歴史上、最も自由の刑に処されている時期】だと思います。

 

 


江戸時代は身分制度があったので、自由の守備範囲は狭かったし、

 


明治維新で少しは自由が増したとは言っても、家格や男女の差別、貧富の差、国の思想の統制など、不自由な側面も多かったです。

 

 

第二次世界大戦終了後も、焼け野原になった日本を復興するために、質の高い労働者養成政策がとられ、

 

いわゆるサラリーマンが大量に登場し、年功序列・学歴社会・終身雇用・一戸建て・結婚などの正解のモデルを提示され、大半の人がそれに向かって生きていました。

 

 

つまり、今までは不自由だったり、これが正解というモデルを提示されたりしてたからこそ、私たちは「思考停止モード」でも楽しく生きてこられたんです。

 


でも、現代は【まさにカオス】としか言いようがありません。

 

 

それは、国家の成熟とテクノロジーの発達によって自由度が増して、正解や成功のモデルみたいものが完全に消滅しています。

 

つまり「何をやってもいいし、何を選んでもいいよ。ただし自己責任でよろしく」という時代が到来したことを意味します。

 

 

こういう流れから、現代は"自由の刑"が最も厳しいってことです。

 

 

でも、この自由という名の荒波みを、私たちは乗り越えていかないといけないワケです。

 

 

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で、この自由という刑罰を乗り越える方法は【捨てること】です。

 

 

捨てるとは【余計な選択肢を捨てる】という事です。

 

 

 

 

 

 

◆そもそも自由とは何か&自由の功罪 


ちょっと頭に?マークが浮かんでる人もいると思うので【余計な選択肢を捨てる】というのを解説すると、

 

 

そもそも、自由とは選択肢の拡大のことです。

 


自由になればなるほど、何にでもなれるし、何を選ぶこともできます。

 

 

実際に、江戸時代や明治時代に生きていた人たちよりも、私達は何万倍の選択肢を持っています。

 

 

youtuberになってもいいし
野球選手になってもいいし
パリに住んでもいいし
女性10人と同時に付き合ってもいいし
ニートをしてもいいし
アメリカ人と結婚してもいいんですから。

 


こうやって選択肢が増えていく事が自由度の拡大なんですが、

 

ただ私たちは、選択肢が増え過ぎると何を選ぶべきか悩みます。

 

 

その理由はシンプルで《他の選択肢を捨てるのが怖いから》です。

 

 

例えば、野球選手になるという選択をするということは、その他の色んな選択肢を捨てることになります。

 

 

例えば、大谷君はメジャーで大活躍するために


友達と遊ぶ時間
女の子といちゃいちゃする時間
ゲームをする時間
ラーメンを食う機会
サッカー選手になるチャンス


などなど、色んなものを捨てているワケです。

 

 

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そうやって、余計な選択肢を捨てて、自分のエネルギーを野球に凝縮し続けてきたからこそ、大谷君は大成功しているんですが、それがなかなかできない人が多いんです。

 

 

その根本原因が《他の選択肢を捨てる恐怖》を、私達は持っているからです。

 

 

 

もっとちゃんと言うなら「選択肢を減らす=可能性を狭める」みたいな固定観念があるからですね。

 

 

全然そんなことないのに笑

 

 

それどころかむしろ、選択肢を減らせば減らすほど、可能性は拡大するんですけどね。

 

 

 

 

 

 ◆サルトルのいう自由の刑とは?

 それなのに、余計な選択肢を削っていくことに恐怖を抱いて、

 

 

立ち止まったり
悩んだり
中途半端に生きていたり
思考停止して、何かに依存したり

 

 

みたいな事をしていくと、それこそ【自由の刑】に処されることになりますからね。

 

 

今は、自由度が上がり選択肢が増えたからこそ、主体的に何かを選び、他の選択肢を捨てる勇気を持つことです。

 

 

今日、私が言いたいのはシンプルです。

 


人生はトレードオフ

 

 

何かを得るには、何かを捨てなければならないんです。

 

痩せるためには、ハーゲンダッツを捨てるように


この文章を読むために、10分という時間を捨てるようにです。

 

 

 

 

つまり、これからの時代は

 

選択肢を増やす事ではなく、選択肢を減らしていく事にエネルギーを注いだ方がいいってことです。

 

それが、自由になり過ぎた現代を生き抜く、自由という刑に処されない、賢い生き方なのかと思います。

 

 

なので、皆さんは「なるべく選択肢を増やしていこー!残しておこう!」みたいな古いパラダイムはさっさと捨てて下さいね。

 

 

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どちらかと言えば【何を捨てて、自分の貴重なエネルギーを投下しようかな?】と、常に考えて下さい。

 

ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使い読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

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