日本特有の話し合い文化の弊害

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

ともぴこです。

 

 

この前この記事で→人に人生相談すればするほど、後悔する結末になってしまう理由 - はぎのともぴこの幸福論

 

 

 

【自分の決断や判断を、他人に相談して決めようとしている人はホントにうまくいっていない】というお話をしました。

 

 

これは今まで述べ2000人以上の方と、色々お話させて頂いてるので、結構信憑性のある話かと思っております。

 

 

今回は、この話を更に膨らませて「多くの人と相談して出した結論はクソ」というテーマでお伝えします。

 

 

 

 

 ◆なぜ、話し合いの末に出す結論はイマイチなのか?

 

 

日本には「三人寄れば文殊の知恵」という格言がある通り、優秀な人が集まりあれこれ知恵を出し合えば「最良の結果」が得られると思われがちですが、実はそれはほぼありえません。

 

 

 

特に【優秀な人が何人も集まって相談して出した結論は、ズッこれる可能性が高いんです】

 

 

 

 

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というのも、多くの人が(特に日本人の多くは)人が沢山集まり、あれこれ相談したり議論したりすると【譲り合いの精神・意見の擦り合わせ】に終始する傾向があるからです。

 

 

これから大切な決断や判断をするのに、周りの人の顔色を伺いながら妥協案の様な結論を出すなんて、どう考えてもうまくいきませんよね笑

 


特に優秀な人ほど、相手の意見のメリットも分かるので、あれこれ詰め込んで意味不明な結論を出す傾向にありますねー!

 


私が企業のコンサルをすると、かなりこのパターンの失敗をお目にかかれますww

 

 

国の事業なんかはこの典型例で、各界からの有識者を集めてあれこれ意見を求めていたら、結局収拾不可能になり「ロクな政策が出せない」というケースが殆どです笑

 

 

私がよくお邪魔する民間企業も大して変わらず、毎日理解不能な会議を開いて、あれこれ意見を集めていますが、大抵は地位が高い人の意見を融合した、謎の妥協案になります。

 

 

そして、そういうプロジェクトって面白いぐらい失敗するんですよね((((;゚Д゚)))))))

 

 

 

 

 

◆日本の就活なぜあんなに非効率なのか? 


他に更に分かり易いのは、就活をやった事のある人は必ずお目にかかる「新卒採用面接」です笑

 

 

あれって、意味不明なぐらい社員が並ぶじゃないですかww

 

 

 

人事課長 総務部長 取締役 人事部長 人事課社員

 

 

謎のスペース

 

 


大学生

 

 

 

イメージ画像 

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みたいに。

 

 


去年、スペイン人の日本語ペラペラのエリート知人が遊びに来ていたんですが、就活の話をしていてこの話をしたら

 

 

クレイジーーー((((;゚Д゚)))))))


って言ってましたからね。

 

 


欧米では面接なんか、そもそも何度もあるものじゃなく多くても2回だし、ほぼ1対1の面接との事です。人事部長もしくは社長が、独断で効率良くスパスパと決めていくらしいですね。

 


もちろんこれも、必ずしも良い結果に繋がるかは分かりませんが、少なくとも時間のロスを減らせますし、何より【責任の所在】明らかになります。

 

 

 

逆に言えば、日本的な「みんなで相談して決める」というのは【責任逃れをするための仕組み】でもあるんですね。

 

 

 

「みんなで決めた事だから、失敗しても自分だけのせいじゃない」

 

 

という保険をかけてるワケです。

 

 

 

これは企業でも教育現場でも、いわゆる「組織」と呼ばれる所では、さも当たり前の様に構築されている仕組みです(もちろんそうでない事もあります)

 


だから、日本の組織は判断や決断が遅いし、責任の所在が曖昧な感じになるんですね。

 

 

じゃあ
「いつから日本がこんな体質になったのかなー?」と考えてみると、明らかに江戸時代なんですよね笑

 

 

 

「老中同士が派閥ごとに話し合って、妥協案を作り、それを国の方針とする」

 

 

 

その江戸時代の政治体質が、ずるずると残っているのが日本です

(江戸時代に育まれた思想や文化の根は深く、未だに色濃く反映されてます。)

 

 

となると「その前の戦国時代はどうだったの?」と言えば、カリスマリーダーがほぼ全ての結論を下す。という今の体質とは真逆の体質でした。

 

 

 

何か話が逸れて来てますが、日本の政治の仕組みや経済の仕組みは、明治維新で確かに一新された様に見えますが、実はもっと奥深くの精神性や国民性みたいなものは、ほぼ維新されず平成の現代までか残り続けています。

 

 

それが良い悪いではなく、そういう国なんですね。日本って笑

 

 

 

 

 

◆それなら、ワンマンリーダーを増やすべきなのか?

 

 
さてさて、ここまで散々日本的な「みんなで相談」をディスって来ましたが、じゃあ「リーダーが全て独断即決で決断すればいいのか?」というと、それもなかなか危険ですよね。

 

 

確かにリーダーが超絶優秀で、人間としても出来上がっている場合なら、スピードも増し事態も好転していくでしょうが、それはリーダーに権力全てが集中する事になりますし、何よりリーダーがポンコツだった場合は大事件になります((((;゚Д゚)))))))

 

 

そうなると「みんなで相談して決める」も「リーダーが全て決断する」も一長一短でなかなか難しいですよね笑

 

 

なので「どっちがいい」と断言できるものではありませんが、このブログの読者さんは社員何百人を雇っている社長さんや政治家、リーダーの方はは少なく、個人・もしくは少数精鋭で動いてる方が多いと思うので

 

 

私が提案するのは【相談しないで自分で決める】これに尽きると思います。

 

 

 

もしくは、本当に信頼できる誰か1人〜2人だけに相談するか。

 

 

 

この前も書いた通り、あれこれ相談すると、みんなバラバラなアドバイスをするので、結果的に【どうしたらいいか分からん!】となり

 

 

最終的に選ぶ決断は《いろんな人のアドバイスの擦り合わせ》になり、大抵失敗して後悔する事になるので、きちんと自力で選択して下さい。

 

 

個人の強みは「スピード」なので、ボサクサ相談してる暇があったら、1つでも多く実践して、1つでも多く失敗しましょう。

 

 

 

それと、補足として「相談して決める」事のメリットを挙げておけば

 

 

多くの人と相談して決める、民主主義もそうですが、この制度のメリットは【最悪の選択はしない】という所にあります。

 


優秀な人間が集まって「あーだこーだ」議論して、妥協案を出すのなら、最高の結論は出ないだろうが最悪の結論も出ないだろう。という考え方です。

 


第二次世界大戦の時に、軍部や天皇に決断権を委ねたことが、最悪の結果に繋がった歴史的事実から、現代では(特に日本では)【話し合い】は良い事だ。という認識を得ているんですね。

 

 

要するに、今の日本の「話し合って結論を出そうぜ」文化は【江戸時代からの名残と第二次世界大戦の反省】の融合からできてるのかなー?何て思います。

 

 

 

ではでは( ´ ▽ ` )ノ
貴重なエネルギーを使い読んで頂き、ありがとうございます。


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