将棋の戦略をビジネスに活かしてみよう
◆将棋とビジネスの関係性
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ともぴこです。
さてさて、自分の趣味の1つに「将棋」というこれまたジジ臭いものがあるんですが、改めて最近、真剣に将棋を学び出してみると【将棋で勝つのと、ビジネスで成功するのとは、8割方は一緒だな】とガチで思います。
これは自分の面白い統計なんですが、私の将棋の棋力がアップすると(今はアマ初段〜2段ぐらいです)それと比例して、ビジネスの方も上手く回る事が多いんです。
厳密に言えば、
将棋の実力アップ→ビジネスの実力アップ
ビジネスの実力アップ→将棋の実力アップ
どちらが先かは分からないんですが、片方が伸びると、もう片方も伸びるという、不思議な現象が起きるのが私です笑
というのも、前述した様に
将棋の勝ち方
と
ビジネスを上手く行かせる方法
将棋の負けパターン
と
ビジネスの負けパターン
が、抽象度を上げれば大体一緒だからです。
よく「ビジネスを学ぶには何したらいいですか?」という質問を受けるんですが、ガチで「将棋とかどう?」と思います笑
というか「ビジネスを学ぶには何をしたらいいですか?」という質問は、かなりセンスがなくて、どんなビジネスをするかで、当然学ぶべきものは違いますし
本当に賢い人は、日常にあるありとあらゆる商品から勝手に学びますし(看板も広告も電車もカフェも学びの対象です)何より《全てのものは抽象度を上げて捉えると、本質は同じ》です。
なので、将棋を学んでも、野球をやりまくっても、マーケティングを学びまくっても、宗教を学んでも、行き着く先は同じだったする事が殆どです。
だからこそ、何を学んでもビジネスで通じますし、もっと言えば《上手くいく秘訣はシンプル》です。
◆将棋で負けないコツ・ビジネスで負けないコツ
将棋というのは、プロになれない私達レベルであれば「いかにミスをしないか?」で勝負が決まるゲームです。
「一発逆転の神の一手!」みたいなのは、ほぼほぼお目にかかれる事はなく、いかにミスを減らし、相手のミスにつけ込むかが勝敗を決します。
つまり《ミスをしたら負ける》んです。
これはビジネスでも全く同じだと思います。
私はいつもコンサルやセミナーで「勝つとかどうでもいいから、負けないビジネスを作りましょう」と言います。
ここは解説しませんが、とにかく「負けない」「ミスをしない」というのが、ビジネスでも将棋でも外せない条件ということです。
が、人はミスりますwww
将棋でもビジネスでもミスりますw
ミスをしなければ将棋は連戦連勝ですし、ビジネスでの試行錯誤もなくなるワケですが、そうは問屋がおろしません。
ここで大切なのは「何で人はミスをするんだろう?」と考えてみる事です。
そしてしっかりミスを分析していくと、ミスには数種類のパターンあり、そのパターンはビジネスも将棋もほぼ一緒なんです。
◆人間がミスするパターン
ミスのパターンは大きく分けると、以下の4つになります。
①最善の選択肢や判断が思い浮かばず、適当にやってミスをする場合
②状況確認を間違えている場合
③感情や心境に左右されて、判断を間違える場合
④過去に引きずられて判断を誤る場合
の4パターンです。
将棋でもビジネスでも、いやいやほぼ全てのジャンル、つまり人生でも、この4つのどれかのせいでミスをしているケースが殆どです。
では、1つ1つ見て行きましょう^ ^
①最善の選択肢や判断が思い浮かばず、適当にやってミスをする場合
こういう「何をしたらいいか分からなくて、やけくそをやって失敗する」ケースの、失敗の原因は極めてシンプルです。
【実力不足、知識不足、経験不足】です。
選択肢が色々あって迷い、選ぶべきものを間違えた。
アイディアは山ほどあったが、採用すべきものを間違えた。
というのなら話は別ですが、
「最善の選択肢や判断が思い浮かばず、適当にやってミスをした場合」に限っては
実力不足
知識不足
経験不足
これに尽きます。
逆に言えばこのケースは、より幅広い知識、多くの経験、そして自力をつけるというのが対策になります。
こういうケースで失敗する人は実は多いのですが、何故か「自分の無知を認めない」という傾向があるので、最善手さえ浮かばなかった場合は、おとなしく自力をつける様にしましょう。
「ないものは出せない」
これは原理原則です。
まずは入れましょう。
将棋なら、本を読む。対局をしまくる。1局1局の分析を丁寧にする。
ビジネスなら、インプットをする。あれこれ仕掛けてみる。失敗を分析する。
などに、ざっくり言えばなりますね。
②状況確認を間違えている場合
これは「何をしたらいいか?」は自分なりに考え、最善手を決め実践したが、状況確認を間違えて失敗してしまったケースです。
将棋なら
自分が今有利なのか?不利なのか?
ここは攻めるべきなのか?守るべきなのか?
後どれくらいで終局になるのか?
今は中盤なのか?終盤なのか?
などの、現在の状況把握を間違えてしまい、悪手を打ち負けてしまうケースですね。
ビジネスなら
自分は今何を学ぶべきなのか?
ウチの会社の強みは何か?
私の強みは何か?
今、新規顧客の開拓をすべきなのか?
今、リピーターを増やすべきなのか?
それとも、既存のお客様に尽くすべきなのか?
資金は潤沢なのか?
足りない人材はないか?
マーケティングはどうなってるか?
などの現状把握になります。
ビジネスも将棋とでも全く同じで、現状把握を間違え、優先順位を間違えたり、判断を間違えたりすると、大きな失敗に直結します。
私はコンサルをする上で1番大切なのは「現状把握」だと思っています。
きちんと自分や自社の現状を把握し、やるべき事の優先順位を決められたら、もうコンサルの50%ぐらいは終了と言ってもいいぐらいです。
逆に、状況確認を誤ってあれこれしても、進むべき方向と反対の方向に向かってる危険もあるわけで、非常に危険なワケです( ゚д゚)
というか「自分とは何者か?自分の現在は?」という、自分の立ち位置を知らないと不安で不安で仕方ないですし、それこそヤケクソに繋がると思うんですよね笑
③感情や心境に左右されて、判断を間違える場合
これは感情や自分の心境に引きずられ、正常な判断ができなかった場合です。
将棋なら
「もう勝ったな」という油断や余裕
「自分が有利だな」と思い、思考を浅くしたり
「もう不利だな」とやたら悲観的になり、やたら守りに入ったり
など、決断が自分の優先順位や理性ではなく「感情優先」になってしまい、悪手を打ってしまう状態です。
ビジネスなら
褒められたから調子に乗り売りまくる
想定よりお客様が集まらない事に嘆き、全てを投げ出す
とある人に憧れ、自分の範囲外の事業に手を出す
などなど感情に動かされ、とんでもない選択をしてしまう状態です。
「いやいや〜そんな事ほぼないんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、これは冗談抜きで気付かないウチにやってしまってる人が多いです。
例えば、そもそも「あ、あの人のライフスタイルいいなぁ〜」という安易な憧れで、会社を辞めて独立を目指す人がいたりしますが、それは感情で動き過ぎですし自分の本心と向き合わな過ぎです。
SNSやネットには、自分のライフスタイルに憧れさせてお金を頂いている、中身のない方々も非常に多いですが、そういう人に見事に引っかかる事になります。
他にも「親を見返してやるんだー!」とか「私をふった彼氏を見返してやるんだー!」とかも同様ですね。
意外とやらかしてるケースがあるので、注意してみて下さい。
ただし「感情を殺せ」と言ってるわけではないので、そこは極端に捉えないで下さい。
私が言いたいのは「感情だけ」を、選択や判断の材料にしないで欲しいという事です。
感情が動いたなら、即行動したり決断したりするのではなく「何でいいなぁーって思ったんだろう?」「何でムカついたんだろう?」と、一旦ワックションを入れて欲しいという事です。
感情も自分を知る重要なエッセンスなので、それを完全に殺すのではなく、せっかくの感情を活かすためにも、まずは「一旦脇に置く」という姿勢が必要だと思います。
④過去に引きずられて判断を誤る場合
これは過去の感情や失敗体験、成功体験、データなどに引っ張られ、正常な判断をできなくなってしまった状態です。
将棋なら
「この前思い切って攻めたら、痛い目にあったからなぁ、、、」
「この1戦のこの状況、あの時とそっくりだ。じゃああの1手と同じでいいな」
「最近俺はノリに乗ってるから、思い切って攻めよう」
など、過去ばかりを基準にしてやらかしてまう場合です。
ビジネスなら
「この前も売れたし、また同じやり方でいいだろう」
「この前人が集まらなかったからなぁ。少し値段を安くしようか」
「あのマーケティングで成功したから、俺はやり方を変えないぞー!」
などなどになりますね。
こうやって【過去】にとらわれすぎで失敗している人は、ビジネスや将棋に関わらずかな〜り多いです((((;゚Д゚)))))))
それどころ、過去で自分自身をがんじがらめにし「どうせ私なんか」状態を作り出し、自分の可能性を狭めている人も何と多い事か。・゜・(ノД`)・゜・。
過去は確かに大切な宝物ですが、過去は「再定義」できます。
過去の私はこういう事をやり、こういう性格で、こういう失敗をしたから、どうせ今後も上手くいかないだろう。というのでは、自分の過去が大嫌いで、オマケに今後何にも挑戦する気が起きない人生になります。
辛い過去は再定義しましょう。
過去にこういう事があったけど、そのおかげで今、こういう状態でいれるし、同じ状態の人の気持ちも分かるし共感できる。
今度はその経験を活かして、同じ悩みを持ってる人のお役に立とう!
という具合に「再定義」できます。
これは嫌われる勇気で一躍有名になった、アドラーも言ってる事ですし、私も死ぬほど言ってます。
「再定義」に関しては、本題からズレて来るので終わります。
さてさて、話しを元に戻すと、過去に引きずられて判断を誤らないようにするには【過去と全く同じ状況は死ぬまで来ない】ということです。
ただし、似た状況は沢山来ます。
だからこそ
「歴史は繰り返す」と言われますし、実際にその通りで、歴史は表面の出来事や登場人物は違いますが、根本の原因や流れはいつだって同じです。
が
《表面は違う》というのがポイントです。
例えば、今の日本の経済状況は歴史を丁寧に分析すれば、江戸時代の元禄バブルが崩壊し、徳川吉宗が「享保の改革」をし出した時に、本質は極めて似ているんですが、外側の状況(技術、流通、他国との関係など)は全く違いますよね。
そう考えると、過去は本質は似ているので、かなり参考にはなりますが、まるまる全て真似て同じ判断を下せば良い。というワケではないと分かります。
だって、江戸時代と今、全く同じ事やったら大問題でしょ?笑
うまくいった本質やエッセンスだけは真似て、その他はその都度丁寧に分析し、判断を下す必要がある。という事です。
ご自分の過去も同様ですよ?
昔やったらこうだったから、どうせ今度もうまくいかないだろうなぁ。
本当にそうですか?
昔と今、時代は変わってませんか?
あなたは成長してませんか?
あなたの周りの人は変わってませんか?
一回冷静に考えてみて、それから判断をして下さいね。
◆まとめると
という事で、将棋というフィルターを通して、長々と書いてみました笑
参考になれば幸いでございます。
この4つ
①最善の選択肢や判断が思い浮かばず、適当にやってミスをする
②状況確認を間違えている
③感情や心境に左右されて、判断を間違える
④過去に引きずられて判断を誤る
は本当にやらかすので、注意して下さいね^ ^
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
貴重なエネルギーを使い読んで頂きありがとうございます。
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