ストレスは脳を破壊するだけなのか?
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
今日からまた、脳科学のお話を復活させます。
軽くドーパミンについて復習しておくと
・ドーパミンは快楽物質ではなく「期待物質」
・GETできそうな時に出て、GETできると出なくなる
・要するに期待させて、行動させるための物質
・好悪ではなく「新しいもの」に対して大量に出る
・ただドーパミンが出すぎると渇望感や欠乏感が強くなる→刺激病や燃え尽き症候群に
・上手に使うとモチベーションの維持になどにもなる
になっております。
◆ストレスは敵ではない?
今回からは「ストレスと脳の関係」を話していくんですが、脳科学の話をしていくうえで、ストレスはついては説明を省けません。
みんな、何となく「ストレスは脳に悪いんだろうな〜」ということは知っていると思うんですが、実はストレスは完全な悪ではなく、ドーパミン同様”上手に適度に”感じれば、私達の味方になってくれるものです。
そもそもそれなら、筋トレやジョギングなどは100%やらない方がいい代物になってしまいます。
(あれは身体にも、脳にもストレスなので)
でも、筋トレやジョギングはストレスにもなりますが、身体的にも精神的にも良い影響を与えますよね。
なので、ストレスを上手に使えば、色んな側面が好転していくのは間違い無いんです。そういう意味で、ストレスは絶対的な悪者では無いんです。
ただし、ストレスの強度が強過ぎたり、ストレスが慢性化したりすると、それは破滅の道に向かうことになります(鬱病など)
そういう強い側面もあるので「ストレスと脳の関係」については、丁寧に理解して応用していった方がいいんです^ ^
◆意識上の快楽と脳の快楽は無関係?
まずストレスの前に、脳の前提を話しておきますが【意識上の快楽と、脳の快楽は無関係】です。
ドーパミンが好悪に関係なく、新しいものに対して出るのに似ていて、脳が「快楽!」と感じるのは、意識上の快楽とは大きくズレております。
例えば、映画を観ていて「これ楽しいな〜」と意識上では思っていたとしても、脳が映画を観るという行為に対して「快楽」と感じているとは限らないという事です。
つまり【意識上の感覚や欲求と、脳が欲するものとは全く違う】ということです。
逆に言えば、意識上では「これ辛いな〜!ストレスだな〜」と思っていたとしても、脳的には快楽だったりすることもあるという事です。
よく「嫌なんだけど、なぜかやめられない」みたいな展開になってしまうのは、意識上や身体的にはストレスを感じていても、脳はストレスではなく快楽と感じているから。というケースが実は多々あります。
筋トレは身体的にも、やっている時は意識上もストレスですが、脳はそれを快楽と感じるので、続けてしまうわけです。
マラソン
勉強
SMプレイ
など、これらが「ちょっと苦しいけど、やめられない止まらない状態」になるのは、脳が「気持ちいい」と感じているからです。
つまり、脳が気持ちいいと感じる程度のストレスは、継続やモチベーションの源泉になるという事です。
例えば、SMプレイもやった事がないのでよくわかりませんが、おそらく適度だからいいんでしょう。軽く踏まれたり、蝋を垂らされたりするぐらいのw
それが「拷問のように鞭で叩く」なら、おそらくそれはストレス超過で、二度とSMプレイはしなくなるハズなんです。
なので【適度なストレス】がキーワードです。
適度なストレスは中毒症状(無意識での継続)などにも相当役に立ち、行動の一因にもなるっていうのが脳科学的な展開です。
そして、こういう事態を引き起こす原因になっているのが、脳から分泌されているストレスホルモン《コルチゾール》という物質です。
ドーパミンと同様、このコルチゾールと上手にお友達になっていく必要があるわけです。
ということで、次回は「コルチゾール」のお話です。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も、貴重なエネルギーを使って読んで頂きありがとうございました。
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