ことわざから学ぶ人生のヒント【商人と屏風は曲がらねば立たぬ】
このことわざの意味
屏風はあまりまっすぐに立てると倒れるもの。
商人も自分の感情を抑えて腰を低くしなければ、やっていけないという意味。
このことわざから学べること
「商人と屏風は曲がらねば立たぬ」
これは江戸時代の商人たちが不正な・あくどい商売を沢山したことから言われるようになったと考えられていて、要は「商人という輩はずる賢い」と非難しているワケです。
でも、こういうずる賢い商売人というのは、いつの日か淘汰されるもの。
そして、江戸時代の当時にも本当の商人道(商人のあり方)を説き、多くの商人に影響を与えた石田梅岩は、自分の塾生とのやり取りでこんな説明をしています。
都鄙問答より引用
世間で商人と屏風は曲げないと立たないという言葉があるが、どういう意味か?
答えて曰く、「世俗のことにかような聞き誤り多し。まず屏風はすこしにても歪めばたたまれず、またこのゆえに地面平らかならざればたたず、商人もそのごとく自然な正直なくしては人と並びたちて通用なりがたし。これを屏風の直ぐにたとえるなり」
(世間の俗語には、そのような聞き間違いが多く、誤用しています。屏風はまずすこしでも歪みがあればたたむことができず、このため床が平らかでなければまっすぐ立つこともできず、屏風の用をなしません。商人もそのように平常の心が正直でなければ、世間一般の方々とともに人としての信頼を得て、商売を続けることはできません。このことを屏風のまっすぐさにたとえているのです)
つまり石田梅岩は、商人も正直で真っ直ぐ働くからこそ、信用を得て商売で成功できる!!ということを言っています。
そうです。
確かに汚い手・ズル賢い手を使って商売をしている人はいます。
でも、最後の最後に残る商売人は正直で真っ直ぐな人。
だからこのことわざを間に受けず、真っ直ぐ生きていきましょう!!
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