コルチゾールの過剰分泌と鬱病の関連性
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ともぴこです。
前回はドーパミンコルチゾールシステムの弊害について書きましたが
この記事→コルチゾールには良くも悪くも怖い作用がある - はぎのともぴこの幸福論
簡潔にまとめれば
【長期的なコルチゾール放出は最悪で、人間はストレスを我慢すればするほど、ストレスを耐えれば耐えるほど、脳科学的には動物になっていく】という事です。
つまり、我慢や忍耐が美徳とされる日本文化は、脳科学的にはマジで良くないって事です。
もう石の上にも三年とかやめましょ。
ホントに。
◆コルチゾールの過剰分泌は脳(海馬)を破壊する?
さて、ここからが本題ですが、脳内のコルチゾールの分泌量が多過ぎると、脳の様々な活動が抑制される事が分かっています。
動物になっていくという事は、即ち考えられなくなるって事ですが、これはコルチゾールが脳の様々な機能を抑制するからです。
例えば、鬱病の研究や仕組みは、まだ分かっていない事が殆どですが
実は《鬱病の人の脳内は、コルチゾールの放出量が異常》という事実は確認されています。
しかもこれは、たまにではなく、鬱病の人には殆ど当てはまるんです。
つまり、鬱病は、慢性的なストレスを抱えコルチゾールを分泌し過ぎて、脳の様々な機能を抑制している。という仕組みになっている事が理解できます(もちろん、他の色んな要因も複雑に絡まってますよ)
そういう意味でも、コルチゾールを出してしまうような生活や考え方は如何なものか?という事になるワケです。
さらに、コルチゾールが具体的に脳のどこを抑制するのか?というと【海馬】です。
海馬に関しては抑制するどころか【コルチゾールが海馬を破壊する】という事実まで明らかになっています。
海馬はみんな知ってると思いますが、脳の記憶や空間学習能力に関わる重要な器官です。
特に短期記憶の入り口となるのが海馬なので、海馬が破壊されるとそれこそ正常な判断ができなくなります(もちろん、長期記憶も不可能)
しかもコルチゾールは性格が悪くて、直接脳の海馬をぶっ壊すのではなく、海馬が活動していくために必要なブドウ糖を枯渇させて破壊します((((;゚Д゚)))))))
つまり、
海馬が正常に動くにはブドウ糖が必要
↓
コルチゾールがそれを枯渇させる
↓
海馬は正常運転できないが、動く必要がある
↓
海馬はブドウ糖がないが空運転をし出す
↓
これは車をガソリンなしでふかしている様なもので、そりゃあぶっ壊れる
こんな感じになっているわけです。
つまり、鬱病の人はこの空運転モードになって海馬を破壊されてる可能性が高いんです。
しかも、海馬は脳の中でも数少ない【神経細胞(ニューロン)を作ってくれる場所】です。
人間の脳は、神経細胞やニューロンは基本的には減る一方ですが、海馬周辺はトレーニング次第で増えていく事が分かっています。
となると、脳の若さを保ったり、ボケ防止をしたりするのには、超重要な器官になるんですが、コルチゾールのせいでこれも不可能になります。
となると、当然、アルツハイマー等にもなり易くなります((((;゚Д゚)))))))
つまり、コルチゾールによって海馬が破壊されるとニューロンが死に、海馬はどんどん老化&縮小していきます。
よく、アルツハイマーや鬱病の人は「脳が小さくなる」と言いますが、これはこれがメカニズムです。
要するに、コルチゾールが多いと引き起こされしまうのは【海馬の孤立化】という事です。
そして、物理的に脳の形が変わるまで壊れてしまうと、そこから治療していくのは至難の技になります。
なので、そうなる前の早めの治療やストレス解消が必要になるワケです。
しかも最近は、人間が人間らしく生きるために1番重要な【前頭全野】もコルチゾールが破壊すると言われていて、こうなると感情に歯止めが効かず、それこそ動物の様になっていきます。
まぁ、こんな感じで、コルチゾールの量が多すぎると、それこそ人間として終わっていきます。
相当怖がらせる事を書きましたが本当ですので、ストレスが多い人は気を付けて下さい。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使って読んで頂きありがとうございました。
______
メルマガも書いてます。
よかったら登録してみてください。
→https://24auto.biz/mr_natchan/touroku/scenario19.htm
携帯ドメインだと届かない場合が多いので、オススメしません。gmail等でお願い致します。