ドーパミンとはどんな物質か?分かりやすく解説します
◆ドーパミンは快楽物質ではなく期待物質である
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ともぴこです。
前回も報酬系から出てくる「ドーパミン」について少し解説させて頂きましたが、今日はさらに深掘りしていきます。
前回の記事→報酬系とは何か?脳科学的に分析 - はぎのともぴこの幸福論
まずですが、みんなはドーパミンはどういう時に出ると思いますか?
実は【ドーパミンは快楽物質だ】と誤解してる人がかなり多いのがドーパミンです。
というのも、実際に脳科学の世界でも十数年前までは「ドーパミンは快楽物質で、脳はドーパミンという物質が大好きで、それを感じるために酒もタバコもアルコールもマックもSEXも好きになってしまう」というのが定説だったので、
未だにその名残があり「ドーパミン=快楽物質」と認識している人が、かなり多いです。
が、真実は違うと近年分かりました。
《ドーパミンは快楽物質ではなく期待物質であり、期待に対して出される興奮物質》という事が分かってきたんです。
ちょいと分かりやすくいきますね。
例を出すなら、ドーパミンは何かを食べたりSEXしたりした時に出るのではなく
【あれ食べれそう!あの子とSEXできそう!の様に、何か欲しいものが手に入りそうと期待を抱いた時に出る物質】という事です。
逆に言えば、食べれそう・やれそうと思った時はドーパミンがガンガン出るけれど、実際にGETして食べたり、やれてしまった時は「ドーパミンは出ない」という結果になります。
なぜこういう現象が起こるのか?
実際にそれを証明した実験があります。
どんな実験かというと、報酬系を破壊したネズミ(つまりドーパミンが出ないねずみ)を用意し、目の前に餌を置きます。
普通のネズミなら欲しがってドーパミンが出て、食べるという行動に出るんですが、
報酬系を破壊したネズミは、目の前に餌を置かれても反応しないし、欲しがる素振りもしない、そして結果的に食べないという結果に終わります。
つまり、報酬系を破壊されドーパミンが出なくなると、人は期待や欲望をほぼ抱けなくなり、行動できなくなるんです((((;゚Д゚)))))))
ただ、報酬系を破壊したネズミに手で餌をあげると大喜びします。
これは「報酬系がGETした後の快楽とは関係ない」という証明にもなりますね\(^o^)/
つまりドーパミンは【人に期待をさせて行動させるための物質】というのが正しい事実で、私達はドーパミンを分泌して行動している時が多いという事にもなります。
◆ドーパミンを仕事やビジネス応用すると?
ちなみに、ドーパミンは好きなものや嫌いなものに反応しているワケでもありません。
大好きなトンカツと
あまり好きじゃない松茸
を並べて置かれても、基本的にドーパミンの分泌量に変化はありません。
が
【ドーパミンは新しいものにはメッチャ出ますwww】
ドーパミンの分泌量は好悪に起因しているのではなく「新しいか否か?」にめちゃめちゃ起因しています。
つまり脳が「なにこれ!見た事ない!」と認識すれば、報酬系からドーパミンがガンガン出て「欲しい!」という期待が強くなり、結果的に新しいものを食べたり買ったりしてしまうんです。
だから、企業やビジネスマンは【いかに脳が新しいと認識して、ドーパミンを出してしまう様な新しい商品を作るか?】が大事になってくるわけです。
重要なのは、本当に真新しいものではなく「脳が新しいと錯覚するもの」というのがポイントです。
今時、誰も見た事がない真新しいモノを作るのは不可能なので、そこは組み合わせや見せ方を変えて、脳を騙しているワケです。
となると、すぐに新しいものを見たら衝動買いしてしまう人は、報酬系に支配されていて動物的な脳に支配されてる人、とも言えますね笑
ただ、あんまりドーパミンを出しまくって生きていくのはオススメしません。
ドーパミンは上手に使えば良い薬、悪く使えば毒になります。
次回はその辺のお話をしていきますね。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
貴重なエネルギーを使って読んで下さり、ありがとうございました。
________________
無料メルマガも書いてます。
よかったら登録してみてください。
→https://24auto.biz/mr_natchan/touroku/scenario19.htm
携帯ドメインだと届かない場合が多いので、オススメしません。gmail等でお願い致します。