DVD&BD販売開始という事で、映画「君の名は」を改めて解説します!

 

◆なぜ君の名は大ヒットしたのか?

 

どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ

ぴこです。

 

 

今日は映画「君の名は」がBD&DVDの販売・レンタル開始!という事で

「君の名は。」BD/DVD発売、瀧・三葉の新PR動画公開。興行収入は日本歴代2位に - AV Watch

 

 

 

改めて映画「君の名は」が

 

 

なぜ大ヒットしたのか?

どういう風に時代性を捉えていたのか?

 面白かった要因

 

 

 

などなどを細かく分析していこうと思います。

 

 

 

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◆まずはざっくり解説

 

 

まずざっくりと解説していくと、この映画を簡潔にまとめれば映画「インタステラー」でも取り上げられた量子力学相対性理論の要素と、 あの有名な中島みゆきの「糸」と、神道のエッセンスと、仏教の「縁起」の概念を融合させた様な映画だなって感じです。

 

 

 

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作品の大きなテーマは、非常にインタステラーと似ていて

 

 

【知識や情報(特に名前)は忘れてしまうけど、思いや感情や意思は時空を超えて、今や未来にも影響を与える】という感じになっています。

 

 

ただ、切り口が宇宙や物理ではなく、もっともっと日本的なものになっているという事です。

 

 

なので、インターステラーは難解すぎてアレルギーが出た方も多いと思いますが、君の名はポップに分かりやすく描かれてるので、多くの人にすんなり受け入れられたかと思います。

 

 

 

ざっくりと「君の名は」という映画を解説するとこうなるんですが、ここからはもっと細かく、そして面白く分析していきます。

 

 

 

 

◆では、細かく解説していきます

 


①途中で観客を飽きさせない様&今までの内容を忘れさせない様に、途中でナレーションや歌を入れて、そこまでのストーリーをまとめるシーンがある。

 

 

これはライティングとかでも使われる手法で、最初に主張を言ってそこから根拠を示していく演繹法的(英語的)な話し方だと、読み手は「あれ?これ、何の話だったけ?」となります。

 

 

それを防ぐために、真ん中でこれまでの流れや、最初に書いた主張をまとめたりするんですが、この映画も似た事をやっていると思います。

 

 

が、これはほぼ何の制限もない「アニメ」の世界であるのに、ナレーション(言語)で説明してしまったのは《超残念》でもあります。

 

 

例えば、宮崎駿の作品に途中でナレーションが入りませんし、無くても飽きないですし、伝わりますよね?

 

もし「もののけ姫」とかで「アシタカはサンと仲良くなり〜」みたいなナレーションが入ったらシラけますよねwww

 

なので、できれば語りはなく絵だけで勝負して欲しかった所です。

 

 

 

 

 


②絵がとてもリアル(具体的)

 

細田守監督の「バケモノの子」が描いた渋谷の街もリアリティーも凄かったですが、この作品も絵のリアリティーは負けてないどころか、勝って気がします。

 


街だけでなく、部屋や学校、他のありとあらゆるもの、全てがリアルで具体的でした。

 

 

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というか、ストーリー自体が抽象度の高いものなので、絵までが抽象的だとこの作品はおそらくダメになります((((;゚Д゚)))))))

 

 

だからこそ「敢えての」具体性、リアリティーだと個人的には予想しています。

 

 

絵がリアルだからこそ、何となくみんなが共感でき、抽象的なストーリーを受け入れられるのかと。

 

 

それと、アニメの情報量の多さは「線の量」になりますが、結構情報量は多かったんじゃないかな?と思います。

 



 

 

③彗星(災害)で死ぬという設定

 


これも彗星(災害)という展開でければ、例えば三葉が交通事故で死ぬとかでは、これほど大きなヒットにはならなかったと思います。

 

 

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というのも、多くの人がアメリカでの同時多発テロサブプライムローンの崩壊、イスラム国の台頭、東日本大震災、熊本の地震などの経験や見聞を通して、

 


無意識レベルで多くの人が「このままだと、何か起こるんじゃないか?」「安定や平和は絶対的なものではない」という価値観を持ってしまっているからこそ、現代は特に災害は人の心に大きな共感やインパクトを与えます。

 

 

今回はそれが「彗星」だったという事です。

 

 


ここ数年大ヒットした漫画

 

進撃の巨人
亜人
テラフォーマーズ
寄生獣
東京喰種

 


などですが、日常が外側からの「何か」によって、これまでの日常が崩壊するものが多いです。

 


こういう漫画がヒットするのも、多くの人が無意識レベルで「なんかヤバイな」と思ってるからこそです。

 

そして、次が一番大切です。

 

 

 

 

 

④全てが二項対立になっている

 


この映画は、全てが二項対立になっていて、全世代・老若男女のみんなが共感できる様に作られています。だからこそ大ヒットしています。

 


ザッと二項対立になっている点をあげれば

 

男(瀧)と女(三葉)
都会と田舎
現代と伝統
具体(絵)と抽象(ストーリー)
過去と今
親と子
あの世とこの世
結ぶと離れる
天と地
知識と思い
生と死

 
おそらく丁寧に思い出せばもっとあるかと思うんですが、こんな感じで大体が二項対立になっていて、どちらの人にも共感されるような、カバー領域の広い作品になっています。

 

 

つまり


色んな人が
色んな視点で
色んな角度から


見れるんです。

 

 

 

違う言い方をするなら、田舎出身の人も都会出身の人も、JKも男子高校生も、おじいちゃんやおばあちゃんも、親世代も、要は【全世代の人が共感しやすい様に作られている】って事ですね。

 

 


大ヒットする作品は、こういう風に多くの人が共感するために共感ポイントを散りばめられた作品か、圧倒的な情報量や世界観を提示して認知不協和を起こすか(認知不協和を起こすと、人は口コミをする)のどちらかのパターンが殆どです。

 

 

今回は前者だと思います。
ジブリ作品は大体後者です。

 

ここがこの作品の「肝」だったかな?と個人的には思います。

 

 

それに、そもそも人間はこういう二項対立ものが潜在的に大好き」な生き物ですしね。

 

 

 

 

 


他にも


・リズムが良い→じっりくの所はじっりく。早い所は早く。


・音楽と作品があっている


・声優が上手い


・起承転結がしっかりしている


・人間が普遍的に好きな神話的なストーリー展開

 

 


などは言ってる人が多いので、省略します。

 

ではでは、ぴこ的分析でした。
今日も、貴重なエネルギーを使って読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

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