脳科学の視点から見た習慣化のコツ②
◆性格を変えたい=シナプスのネットワークを変えたい?
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ともぴこです。
今日も脳科学のお話で、前回の続きをお話しますね。
前回の記事→脳科学の視点から見た習慣化のコツ - はぎのともぴこの幸福論
そして前回言い忘れた事ですが、人の性格はシナプスの接続パターンでおおよそ説明可能なことが、最近分かっています。
こういう性格の人は、こういうシナプスを構築している的な事が分かってきているって事ですね。
となると【性格を変えたい=シナプスのネットワークを変えたい】という事になるわけですね笑
◆脳科学関連の記事一覧
⑴ドーパミンとはどんな物質か?分かりやすく解説します - はぎのともぴこの幸福論
⑵ドーパミンの効果と暗黒面 - はぎのともぴこの幸福論
⑶ストレスは脳を破壊するだけなのか? - はぎのともぴこの幸福論
⑷コルチゾールとストレスの関係性。そしてコルチゾールの作用とは? - はぎのともぴこの幸福論
⑸コルチゾールには良くも悪くも怖い作用がある - はぎのともぴこの幸福論
⑹コルチゾールの過剰分泌と鬱病の関連性 - はぎのともぴこの幸福論
⑺コルチゾールと慢性的なストレスの関係。慢性的なストレスは脳にどんな影響を与えるのか? - はぎのともぴこの幸福論
で、今回は「どうやってホメオタシスに負けずに、脳内の回路を変えていく事ができるのか?」って内容ですが、これは習慣化に非常に似ていて、一言で言えば
①キャパを知る
②自己規律
③膨大なエネルギー
の3つが必要条件になります。
一言で言えば【反復しかないぜ!】という絶望的な話になりますwww
とは言っても、ただ気合と根性だけで反復していくのは厳しいので、この3つが必要になってきます。
①キャパを知る
何かを習慣化する前の前段階の話です。
まずは、自分の1日のスケジュールを見直してみて下さい。
もし空いてる時間があったり見つけたりできたならそれでOKなんですが、そもそも時間が足りてない人は、とにかく「何かをやめる事」から始めてみて下さい。
脳内の回路を変えていくためには繰り返ししかないワケですが、とにもかくにも、まずは繰り返すための時間を確保します。
そうしたら、自分が習慣化したい事などを、その空いてる時間に当てはめます。
そうしたら、とにかくそれを毎日やって下さい笑
ホントに1分でもいいからやって下さいね。
1日も、雨の日も風の日も身体が風邪の日も、休まずやって下さい。
そうやってひたすら繰り返していると、大して「やるぞー!」という意志力を使わないでも、それが勝手にできるようになってきます。
これを「ルーティン化」という言うんですが、そこまで持っていけば習慣化はできた様なもんです。
と、簡単に書きましたが、自分のキャパを知って数日続けても、途中でやめてしまうのが人間です。
そこで重要になるのが、残りの2つですね。
②自己規律
③膨大なエネルギー
②の自己規律はそのままで【一度空いてるスペースに入れた習慣したい事を、意地でもやり続ける事】です。
そのための工夫は
誰かと一緒にやる
宣言する
記録をつける
とにかく1分でもやる
など色々あるでしょうが、とにかく意地でも続ける事です。
とは言っても【③の膨大なエネルギー】がそもそもないと、自己規律ができません。
人はエネルギーが切れると、途端に自分で自分を律する事ができなくなる生き物です(動物的な脳に負けまくります笑)
そうすると、自己規律もクソもなくなってしまいますので、まずはエネルギーを切らさず余らせておくのが大切になります。
つまり、エネルギーが少ない人は習慣化をするのは「そもそもムリ」って事です笑
◆脳内を道路に見立ててみよう
分かりやすくするために、脳の中を道路だと思ってください。
私たちの脳内は、今までの習慣や積み重ねでシナプスのネットワーク、いわゆる道路が出来上がっています。
性格や習慣を変えるというのは、その道路を他の道路と繋げたり、はたまたぶち壊したりする行為です。
実際に道路工事の現場は、多くの人員、機械、電気、コンクリートなどの道具など、膨大なエネルギーを使っていますよね?
私の脳内の道路工事も同様で、相当な量のエネルギーを使う事になります。
ただ「○月✖︎日までに、この脳内にランニングという新しい道路を作ります。そのための工事時間は、毎朝6時〜7時の間までです。休まずやりましょう!」と、道路の工事プランを作ったとしても、
それを実行するためには、膨大なエネルギーが必要って事です。
何で、まずはその工事プランに耐えられるぐらいのエネルギーの確保から始めて下さい。
◆なぜ人間は学習に手間がかかるのか?
そもそも、脳は学ぶ事が目的でできているわけではなく、
死なないため
危険を回避するため
種を残すため
臓器や機能を管理するため
にあるもので、学習という機能はそれらの下位に位置するものです。
だからこそ、ひたすら気合いと根性で反復してもあまり効果がないし、ホメオタシスにも負けてしまうんです。
なので、まずは
①キャパを知る
②自己規律
③膨大なエネルギー
の必要条件を満たして、できればただ繰り返すのではなく【何のためにやっているのか?を常に意識しながら】やって下さい。
安定したシナプスのネットワークを、意図的かつ後天的に変えるのは、それぐらい大変って事ですね。
ということで、何かを習慣化したい人、あれこれやってみて下さい。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使って読んで頂きありがとうございました。
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脳科学の視点から見た習慣化のコツ
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ここ最近は、脳の基本的な仕組みや構造を説明してきて、ドーパミンやコルチゾールを中心にお話してきました。
ストレスは本当に大敵なので、気を付けて下さいねー!
という事で、結構皆さんには脳科学には詳しくなって頂いたと思うので、今日からは【脳を鍛える】という方向に、話をシフトしていきたいと思います。
◆脳科学関連の記事一覧
⑴ドーパミンとはどんな物質か?分かりやすく解説します - はぎのともぴこの幸福論
⑵ドーパミンの効果と暗黒面 - はぎのともぴこの幸福論
⑶ストレスは脳を破壊するだけなのか? - はぎのともぴこの幸福論
⑷コルチゾールとストレスの関係性。そしてコルチゾールの作用とは? - はぎのともぴこの幸福論
⑸コルチゾールには良くも悪くも怖い作用がある - はぎのともぴこの幸福論
⑹コルチゾールの過剰分泌と鬱病の関連性 - はぎのともぴこの幸福論
⑺コルチゾールと慢性的なストレスの関係。慢性的なストレスは脳にどんな影響を与えるのか? - はぎのともぴこの幸福論
◆脳科学的習慣化のコツ
まず脳の大前提ですが《脳は、よくやる事に最適化》されていきます。
要するに、脳は習慣的にやっている事、無意識に繰り返している事に適応していくために、日々どんどん成長していきます(特に子供時は)
例えば、毎日毎日バッテイングセンターに行って打球を打ち返しているのなら、その子の脳はバッテイングや野球に最適化されていきますし、日々将棋を指しまくっているのなら、どんどん脳は将棋が強くなる様に最適化されていきます。
私なら、毎日文章を書くわけなので、脳の中はライティングに最適化されているワケです(だからエネルギーを使わなくても、ガンガン書くことができる)
私はいつも習慣化のコツは
1.ルールを作っておく
2.ルールを(たとえ無理矢理でもいいから)守る
の2つだけと言っているんですが
これは、脳科学に言うなら《たとえ1分でも毎日やる事で、脳がこれは毎日やる事なのね。と勘違いして最適化するから》です。
なので、脳科学には
とある日には1週間に一回、6時間かけて文章を書く人よりも
毎日10分でも文章を書く人の方が、脳がライティングに最適化されていくので、
習慣化されますし、エネルギーをあまり消費せずに書けますし、ライティングの実力自体も明らかに早く成長する事になります。
つまり【習慣化とは脳内の書き変え】とも言える行為なわけです。
そのためには、脳が適応化するために、少しでもいいから毎日繰り返すのが大切という事ですね。
もっとちゃんと言うなら、同じ行為を何度も繰り返すとニューロンの接続が行われ、脳内に新しい回路が出来上がるって事です。
◆地頭がいい奴なんてほぼいない
ちなみにですが、この中に「あの人は地頭がいいなぁ。持って生まれた才能かぁ〜」かと思っている人がいるなら、それはほぼ勘違いです。
というのも、私たち人間は生れ落ちた瞬間の脳内のニューロンの数に違いはないですし、ニューロンのつながりの癖とかもほぼ違いはないんです。
特に、脳は「遺伝的要素」がとても少ない分野でもあり「親がバカだから、私もバカなんだ」という論理は成り立ちません。
そうやって家族間でバカの連鎖が起こるのは、明らかに生まれた後の好天的な環境が原因ということは、よーーーーく分かっています。
つまり脳科学には、私たちの性格や判断や行動や癖や価値観などは、生まれ持ったものではなく、生後のニューロンとニューロンのつながり(シナプスの構築)に寄って決まってくると言われています。
ちなみにですが、大体のシナプスのパターンは、大脳皮質(極めて表面的な部分)だけで10万✖️100億パターンと言われて、全く同じ構造を持った人が現れる可能性はほぼ0になります。
このパターンが、日々の習慣やよくやる事によって、構築されていくって事ですね。
◆性格や習慣を変えるのは、なぜ難しいのか?
そして、私たち人間・生命体は一度安定すると、その安定を維持しようとする【ホメオスタシス】が働きます。
となると、私達が子供の頃から習慣的にしてきた事や、染み付いてきた考え方や価値観などを変えるのは、相当大変ということです((((;゚Д゚)))))))
例えば、今まで25年ネガティヴな脳内回路を構築してきた人は、脳内がネガティヴに生きる様に最適化されている事になります。
そんな中「私はポジティブになる!」と思って、意識を変えようとしていても、ほぼ確実にホメオタシスが働いて、元に戻りますw
これは、脳内が既に出来上がっているシナプスのネットワークを変えようとするのを、かなり嫌がるからです。
つまり、1度できた回路をアップデートするのは、めちゃめちゃ至難の技って事ですね。
だから、多くの人の習慣や性格は変わらないですし「三つ子の魂百まで」何て言ったりするわけです。
じゃあ「どうやって脳内の回路を変えていくの?」っていうのは、次回お話します。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使って読んで頂きありがとうございました。
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コルチゾールと慢性的なストレスの関係。慢性的なストレスは脳にどんな影響を与えるのか?
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ともぴこです。
今日も脳科学のお話をさせて頂きます。
前回の記事のおかげで「コルチゾールこえー!」と思ってもらえたんじゃないでしょうか?
これ→コルチゾールの過剰分泌と鬱病の関連性 - はぎのともぴこの幸福論
ストレスは万病の元ですが、脳科学的にもストレスは適正を超えると、トンデモナイ所へ導いていきます。
なので、一言で言えば「ストレスを減らしましょう!」となるんですが
コルチゾールというか、ストレスの怖いところは【ストレスを一見感じて無さげな所で、ガンガン感じている】という点です。
つまり「私は全然ストレス溜まってないわよー!」と思ったら、実は結構ストレスを感じていて、
そんな勘違いからストレス過剰な生活をおくり続けて、急にパタッとスイッチがオフになってしまうケースが多いんです。
◆日常に潜む、感じにくいストレス要因
さっきも書いたように、ストレスを一見感じて無さげな所で、ガンガン感じているのがコルチゾールの怖い点なので、逆に
介護疲れ
最愛の人の死
リストラ
などの、分かり易いストレスは、自覚があるので対策が立て易いです。
が、自覚がなくストレスを溜めてしまってる場合、これは相当怖いです。
ジャングルや草原でワニやライオンに遭遇した時とか、イノシシを見つけた時などの、いわゆる生命の危機やピンチの時でした。
なので、脳の構造が【コルチゾールは短期的に出すもの】になっています。
でも、現代はコルチゾールが慢性的に放出される社会になっています。
例えば満員電車。
あんなぎゅうぎゅうの中に、出勤1時間も詰め込まれ、往復2時間も耐えるとすれば、それは相当なストレスです。
しかもそれがたまにならいいんですが、30年も続くとなると、それは明らかにストレス過剰ですし、それに耐えれる様に脳はプログラムされていません。
どこかでストレスを発散しないと、いつかぶっ壊れます。
他にも、事実上結婚が破綻しているのに一緒住んでるとかも、相当ヤバイです。親子関係や嫁姑関係も。
そして意外ですが、実はTVやネットの悲しいニュースや不愉快な投稿に対しても、相当コルチゾールが出る事が分かっています。
これに関しては面白い実験があって、悲しいニュースを見せると、人はその後にいつもより高いものや高級品を買ったり、ドカ食いしたりする人が増えるらしいんです。
もちろん本人は"何でそうなるか?"は分かってませんが、無自覚のうちにTVやネットでストレスが溜まり、それを解消しようとしているんです。
私はコンサルとかでよく
月収×(働いた時間のうちストレスを感じている時間の%)=1ヶ月でストレス発散の為に使う金額
と言ってるのは、この辺がコンテクストになります。
なので、よく分からんけど
ドカ食いしたり、脂っこいものばかりを食べたり、衝動買いしたり、性欲が異常になったり、感情に抑制が効かなくなったりする時は、無自覚のうちにストレスを溜めているケースが多いです。
自分のストレス診断をしてみて下さい。
このブログでは、けっこうドーパミンコルチゾールシステムを話してきましたが、
要は
長期的な過度なストレスを避けて、でも、適度にストレスや負荷かけてコルチゾールを出して、同時にドーパミンも出し、行動しましょう
って事です。
ちなみにですが、やり方次第では(上手に負荷をかけていけば)コルチゾール耐性はアップさせていく事が可能です。
ストレスの器を大きくして、影響を受けなくするって事ですね。
そのためにも適度な負荷です。
もちろんストレス解消も大切です。
という事で、ストレスとは仲良く付き合いましょう。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使って読んで頂きありがとうございました。
◆脳科学関連の記事一覧
⑴ドーパミンとはどんな物質か?分かりやすく解説します - はぎのともぴこの幸福論
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⑶ストレスは脳を破壊するだけなのか? - はぎのともぴこの幸福論
⑷コルチゾールとストレスの関係性。そしてコルチゾールの作用とは? - はぎのともぴこの幸福論
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⑹コルチゾールの過剰分泌と鬱病の関連性 - はぎのともぴこの幸福論
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ことわざから学ぶ人生のヒント【商いに系図なし】
このことわざの意味
商人はどんな家に生まれた者でも、才覚・手腕によって出世できるという意味。
このことわざから学べること
このことわざ通り、ビジネスや仕事においては”血筋”といものはほぼほぼ関係ありません。
(現代はなおさら)
例えば、今映画が話題のキングダムで、後の秦の始皇帝になる(嬴政)のライバルとして登場している呂不韋も血筋ではなく自力で成り上がっていますよね。
そして、私が過去に老舗企業の研究をしていた時に面白かったのは、昔の商家は男が生まれるよりも女が生まれることを喜んだという点です。
それは、生まれた後継が息子しかおらず、しかもみんなアンポンタンだったなら、その商家は大きく傾くからです。
逆に娘なら、優秀な男を他所から婿入りとして連れてくることができます。
つまり、娘が生まれた方が、商家にとっては柔軟に対応できたということですね〜!
実際、老舗企業の家系図を見てみると婿入りが多い多い。
そういう意味でも【商いに系図なし】です。
______
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根本原因と直接原因の違いを理解して、根本原因を上手に分析しよう!
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ともぴこです。
今日は、読者さんからの質問に答えたいと思います。
__________ここから__________
ともぴこさん、お久しぶりです。
以前パラシフコミュニティ、インストールオブストーリーに参加させて頂いていたKです。
自律神経の病気になったことをチラッとお伝えしていましたが、仕事の時間を今までの半分に減らしてゆっくり休んだところ、だいぶ良くなりました。
やっぱり力が入り過ぎていたみたいです。
質問を受け付けているとのことでしたので、遅くなってしまいましたが、どうしてもずっとモヤモヤしていて解決できないことを相談させてください。
体調不良で仕事を休んだり、有給を申請することに罪悪感を抱いてしまうことが悩みです。
というのも、
私は子どもの頃から生理痛が酷く、冷やさないように気をつけたり、サプリメントなど試してみたりもしましたが、体質なのか治りません。
病院に行って検査もしましたが婦人科系の病気ではないようです。
毎月生理の時1日だけ、鎮痛剤を飲んでも痛く出勤するのもままならないぐらい辛い日があり、仕事を休んでしまうことが多いのですが、
そうすると欠勤扱いになり、有給に振り替えることも社長にお願いすれば断られはしませんが、あまり好ましく思われていないようです。
私の職場は、社長の他に社員が6名しかいないかなり小さい組織です。
大手企業のような有給などを取りやすい風潮がなく、基本的に社長の裁量で決めるような会社です。
有給を申請する用紙やシステムなどもないため、意見を出して申請用紙を作ってもらったにもかかわらず結局使われていません。
有給は事前に申請するという決まりがありますが、当日体調不良で欠勤などの場合は速やかに申請すれば有給に振り返られるとは、社内規則には書いてあります。
ですが、社長も直属の上司も体調が悪くても這ってでも出勤するのが当たり前という価値観を持っているようで、体調不良で当日休んだのに有給を使うなんてあり得ないと思っているようです。
以前大手企業に勤めていた時は体調不良で休む場合でも、みんな当たり前のように有給を使う風潮があって、自分も普通に使っていましたし、実際そういう会社が多いと思います。
でも、今の会社はそういう風潮はないのだから社長の価値観に従うのが正しいのか?
体調不良で休んで周りに迷惑をかけているのだから欠勤扱いとしてお給料を引かれることが正しいのか?
有給を使うことは私のワガママなのか?
自分のワガママで職場の人に迷惑をかけているのにそんなことをお願いすることは間違っているのでは?
などと、どうしても考えてしまいなかなか有給を申請できません。
今回自律神経の病気になった時も、仕事の時間を減らすことを提案されても受け入れられず無理をしてフルで働き続けていました。
ですが実際休んでみたところ、身体がとても楽になり、自分がそれまで思っていた以上に無理していたことがわかりました。
生理痛に関しても、病気ではないかもしれませんが、のたうちまわるほど痛く出勤しても仕事にならないですし、
痛いのに無理をして婦人科系の病気になってしまうのもこわいですしなるべく無理はせず休みたいというのが本音です。
自分の考えや行動が一般的に見て正しいのか間違っているのかということをすぐ考えてしまい
少しでも間違っている?と思うと、罪悪感を感じて身体を休めることや有給を申請することなどを我慢してしまいます。
以前ともぴこさんの講座で、罪悪感は最も不要な感情だから持たなくていいし、勇気を出してお願いすることで乗り越えていくことを教えていただきました。
自分がとろうとしている行動が相手にとっては間違っていることだったり、自分のワガママで周りに迷惑をかけることかもと思っても、勇気を出してお願いしてみたほうが良いのでしょうか?
ともぴこさん的に意見があれば教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。
__________ここまで__________
◆Kさんが本当に向き合わなければならないこと
メールありがとうございます。
とても悩んでいるのが、ヒシヒシと伝わって来るメールですね。
この文章を読んで下さった読者の皆さんも「うおぉー!複雑に色んな感情が絡まり合って難しそうだ」と思われたかもしれません。
そしてメールを下さったご本人自体が、きっと脳内で複雑化してまいってる事かと思います。
が、この一連の相談内容は超シンプルです。
一瞬で、取るべきアプローチが分かるんです。
そのためには【原因の原因の原因の原因、つまり根本原因を発見する】と言う姿勢が必要になります。
要は、こんなに悩んでしまってる大元の原因のことです。
で、この相談内容の場合、根本原因は
【体調不良】これに尽きます。
どこからどう考えてもそうなんです。
だって、体調が万全でエネルギーに溢れていたら
そもそも有給は取る必要はないし
有給を取る取らないで悩む必要もなくなるし
迷惑をかけてしまうとか罪悪感を抱かなくていいし
自分の考えが正しいの間違いなのか葛藤する必要もなくなりますよね。
え?
元も子もないアドバイスに聞こえます?笑
いいえ、そんな事はありません。
今やった根本原因の掘り下げで、この方が"最優先でやらなければならない事"がハッキリしたんです。
それは《生理痛を治すこと》です。
体質で治らないんじゃないかと思ってるみたいですが、まずはそこを諦めないことです。
もし治らないにしても「痛みを大幅に軽減できる」という事は断言できます。
仕事に行けないなんて事は無くなるでしょう。(もちろん数ヶ月の時は要しますし、生活習慣や思考習慣の改善も必要です )
ただ、ここで生理痛の軽減法を延々と語る気は無いので、個別に連絡して欲しいんですが
大事なのは、グチャグチャと枝葉にとらわれて悩むのではなく【問題の本丸】を見極めて、そこにアプローチすることです。
この方の場合は、迷惑をかけない上手な有給申請の方法の仕方でもなく、罪悪感を抱かない方法でもなく、健康になることです。
これが全ての本丸です。
本丸が見つかったので、自分の健康向上に全エネルギーを投下しましょう。
健康になるか否かを判断基準にしましょう。
それは即ち【健康のために有給を遠慮なくとってOK】ということです。
だって、根本原因を良くするための手段ですから。罪悪感なく有給をとって下さい。
そして元気なって体調が良くなれば、それ以降は同じ事(有給をとるか否か)で悩みもなくなるワケですからね。精神衛生的にも良いです。
このメールの方は、きっと脳内で
身体を労るべきか?
みんなに迷惑をかけないべきか?
の優先順位がついてなかったから、混乱していたんだと思います。
今、明確に優先順位が明確になったので、ぜひそちらを最優先にして動いて下さい。
もし体調を優先してくれない様な会社なら【そんな会社辞めてやる】ぐらいの気持ちでいいですよ。
そんな人間を人間として扱わない様な組織に、あなたの命を費やす必要はないですから。
もちろん、こんな事を言われてもまだまだ葛藤するかもしれませんが、その葛藤自体が身体に良くありません。
つまり、そんな葛藤をさせてくる職場も良くないし、自分の思考も良くないです。
そんな良くない状況を変えるには、優先順位を守って身体を優先するか(迷惑や罪悪感何と気にしない)職場を離れてゆっくり休むか、どちらかしかないですよ。
究極の二択みたいですが、根本治療はこれしかありません。
他の方法だと、ただの対処療法になり、問題を先延ばしすることなります。
シンドイかもしれませんが、ぜひ体調を最優先に動いてみて下さい( ´ ▽ ` )ノ
◆根本原因を見つける事が、問題解決において最上の策
というのが、この方への具体的なアドバイスですが、少し抽象度を上げれば、この【原因の本丸を見極める】というアプローチは多くの方に役に立ちます。
人間というのは悲しい生き物で、原因の本丸、根本原因を見つけるのが苦手です。
本丸に切り込まず、対処療法ばかりしているんです。
例えば、分かりやすいのが身体。
よく肩が痛いとか言って、3000円ぐらいの指圧店に行く人は多いですが、あんなのにお金を払っても一時的には楽になりますが、肩は痛いままです。
大抵、2~3日経てば元通り。
そしてまた行ってお金を払う。
これじゃ永遠に肩凝りから解消されません。
この方がやらないといけないのは、やっぱり本丸の見極めです。
デスクワーク中心のライフスタイルがいけなんじゃないか?
肩ではなくて、お尻や太ももや腰の張りが実は原因なのではないか?
身体が冷えてるんじゃないか?
身体がねじらてるんじゃないか?
みたいに、本丸はどこかという仮説を立てて、1つ1つ確認していく作業が必要なんです。
クソみたいな指圧店に行くことではありません。
もしそうやって原因の本丸を見つけたのなら、後はどうアプローチすれば良いか考えればいいだけです。
原因さえ分かれば、その後の対策はいくらでもできますし、専門家に治療をやってもらっても構いませんから。
一気に物事が解決に向かうんです。
最も最悪なのは【原因の原因の原因を考えないで、適当に何かをやる事】です。
それでは、いつまでも良くなりませんから。
他にも、癌の根本原因は生活習慣にある事が大半ですが、多くの人は手術して取り除けばOKみたいな意識でいますし
鬱の根本原因は、小さなストレスの積み重ねによるコルチゾールの暴走である事が多いですが、多くの人には小さなストレスの除去ではなくお酒や旅行などでストレスを発散しようとします。
ビジネスが上手くいかない根本原因の大半は、動機の弱さ・コンセプトの弱さ・信用信頼不足に集約されますが、多くの人はそこから目を背けてセールステクニックが足りないからだ。ノウハウが足りないからだ。みたいに考えて高額起業塾でお金を浪費したりします。
こうやって人間は、根本原因や本丸を見極めずにムダな行動をしがちです。
まぁ別に人生は人それぞれだから、それでもいいんですが、私の読者さんにはもっと豊かに・賢く・幸せに生きてほしいんです。
遠回りに、あまり多くの時間を費やしてほしくないんです。
だからぜひ皆さんは
問題の根本原因は何かを考える
↓
幾つか仮説を立ててみる
↓
本当にそうか検証する
↓
ここから先はトライ&エラー
↓
もし根本原因っぽいのが見つかったら、その改善に自分のエネルギーやお金や時間をフル投下する
という一連の思考の流れをインストールしていって下さい。
これができる様になるだけで、かなりシンプルに生きれるようになりますよ。
あ、もし、根本原因を見つけるのが苦手だって人がいるのなら、そういう時には専門家やプロに頼るのもありですよ。
大幅な時間の短縮も見込めますし。
自力だと100時間かかる根本原因の発見も、見つける人は30分くらいで見つけたりしますから。
そこら辺は、柔軟に対応して下さい。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使い読んで頂き、ありがとうございます。
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ことわざから学ぶ人生のヒント【商いは正直が第一】
このことわざの意味
商売は正直一途にして客の信用を得ることが、第一の条件であるという事
このことわざから学べる事
私も自分で仕事をスタートさせて約8年になるので、信用を獲得する事の大切は身に沁みるほど痛感しております。
そして信用がもたらしてくれるのはリピーターです。
信用を積み重ねる事でリピーターが増え、ビジネスが安定します。
一方で新規顧客は信用で得る事はなかなかできません(特にビジネスの初期は信用もクソもないので)
では、新規顧客は何で得るのか?というと信頼です。
信頼とは未来への予感の事です。
このサービスを受けたら人生が良くなりそう。
よく分からんけど面白そう。
インパクトがあるし買ってみようか。
みたいな感じです。
ビジネスの初期というのは実績も顧客も少ないわけなので、信頼(未来への予感)で勝負するしかありません。
だから、信用も大事ですが信頼も商いには大事ですよ〜!!
まとめると
信用(過去への信用、積み重ね)→リピーターを増やす
信頼(未来への予感)→新規顧客を増やす
になり、
ビジネスの王道は
信頼して来てくれた人・顧客に、良いサービスや商品を提供し信用してもらい、リピーターになってもらう事ですよ。
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コルチゾールの過剰分泌と鬱病の関連性
どうもどうも( ´ ▽ ` )ノ
ともぴこです。
前回はドーパミンコルチゾールシステムの弊害について書きましたが
この記事→コルチゾールには良くも悪くも怖い作用がある - はぎのともぴこの幸福論
簡潔にまとめれば
【長期的なコルチゾール放出は最悪で、人間はストレスを我慢すればするほど、ストレスを耐えれば耐えるほど、脳科学的には動物になっていく】という事です。
つまり、我慢や忍耐が美徳とされる日本文化は、脳科学的にはマジで良くないって事です。
もう石の上にも三年とかやめましょ。
ホントに。
◆コルチゾールの過剰分泌は脳(海馬)を破壊する?
さて、ここからが本題ですが、脳内のコルチゾールの分泌量が多過ぎると、脳の様々な活動が抑制される事が分かっています。
動物になっていくという事は、即ち考えられなくなるって事ですが、これはコルチゾールが脳の様々な機能を抑制するからです。
例えば、鬱病の研究や仕組みは、まだ分かっていない事が殆どですが
実は《鬱病の人の脳内は、コルチゾールの放出量が異常》という事実は確認されています。
しかもこれは、たまにではなく、鬱病の人には殆ど当てはまるんです。
つまり、鬱病は、慢性的なストレスを抱えコルチゾールを分泌し過ぎて、脳の様々な機能を抑制している。という仕組みになっている事が理解できます(もちろん、他の色んな要因も複雑に絡まってますよ)
そういう意味でも、コルチゾールを出してしまうような生活や考え方は如何なものか?という事になるワケです。
さらに、コルチゾールが具体的に脳のどこを抑制するのか?というと【海馬】です。
海馬に関しては抑制するどころか【コルチゾールが海馬を破壊する】という事実まで明らかになっています。
海馬はみんな知ってると思いますが、脳の記憶や空間学習能力に関わる重要な器官です。
特に短期記憶の入り口となるのが海馬なので、海馬が破壊されるとそれこそ正常な判断ができなくなります(もちろん、長期記憶も不可能)
しかもコルチゾールは性格が悪くて、直接脳の海馬をぶっ壊すのではなく、海馬が活動していくために必要なブドウ糖を枯渇させて破壊します((((;゚Д゚)))))))
つまり、
海馬が正常に動くにはブドウ糖が必要
↓
コルチゾールがそれを枯渇させる
↓
海馬は正常運転できないが、動く必要がある
↓
海馬はブドウ糖がないが空運転をし出す
↓
これは車をガソリンなしでふかしている様なもので、そりゃあぶっ壊れる
こんな感じになっているわけです。
つまり、鬱病の人はこの空運転モードになって海馬を破壊されてる可能性が高いんです。
しかも、海馬は脳の中でも数少ない【神経細胞(ニューロン)を作ってくれる場所】です。
人間の脳は、神経細胞やニューロンは基本的には減る一方ですが、海馬周辺はトレーニング次第で増えていく事が分かっています。
となると、脳の若さを保ったり、ボケ防止をしたりするのには、超重要な器官になるんですが、コルチゾールのせいでこれも不可能になります。
となると、当然、アルツハイマー等にもなり易くなります((((;゚Д゚)))))))
つまり、コルチゾールによって海馬が破壊されるとニューロンが死に、海馬はどんどん老化&縮小していきます。
よく、アルツハイマーや鬱病の人は「脳が小さくなる」と言いますが、これはこれがメカニズムです。
要するに、コルチゾールが多いと引き起こされしまうのは【海馬の孤立化】という事です。
そして、物理的に脳の形が変わるまで壊れてしまうと、そこから治療していくのは至難の技になります。
なので、そうなる前の早めの治療やストレス解消が必要になるワケです。
しかも最近は、人間が人間らしく生きるために1番重要な【前頭全野】もコルチゾールが破壊すると言われていて、こうなると感情に歯止めが効かず、それこそ動物の様になっていきます。
まぁ、こんな感じで、コルチゾールの量が多すぎると、それこそ人間として終わっていきます。
相当怖がらせる事を書きましたが本当ですので、ストレスが多い人は気を付けて下さい。
ではでは( ´ ▽ ` )ノ
今日も貴重なエネルギーを使って読んで頂きありがとうございました。
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